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イーランド会社側、テナントオーナー動員、『職場守り運動』まで

イーランド会社側、労組ストライキは『サタンの誘惑』と表現のメール、警察調査突入

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月23日18時56分

「労組の幹部が逮捕される神様の歴史が」

イーランド会社側は、労組側の争議行為を『サタンの誘惑』と呼び、「売り場 を占拠している労組の幹部が逮捕される神様の歴史が開かれるように」と全職 員が祈るように促すメールを送り問題になっている。eメールは、イーランド グループの反労働者的態度をありのままに見せるもので衝撃を抱かせている。

20日午前、イーランドグループ系列会社の『イーランドワールド』社長名義で イーランド全職員に発送されたメールには、「不法ストライキが誤りだと悟り、 労働組合員が改心して現場に復帰し、再びサタンの誘惑に落ちないように祈っ てくれ」という内容が記されていた。

また低賃金に苦しむ非正規職労働者たちに対して「自分のタラント(賃金)に不 満を持たない誠実な宗義任務を全うするように」と話し、キリスト教の従順の 概念を悪用することもした。

こうした内容を含むメールについて、会社側は「誰かがメールアドレスを盗用 して送った」と否定している。そのため会社側は麻浦警察署に名誉毀損を理由 とする告訴状を提出した。警察は最大限早期に事件を処理する方針だ。

職員と店主にメールを送り、行動の指針を指示

一方、会社側が送ったメールを通してイーランド会社側がテナントのオーナー と職員を組織的に動員した事実も確認された。

イーランド一般労組が会社側がオーナーに送ったメールを公開した。eメール には行動指針まで詳細に含まれている。

政府の公権力が投入された7月20日、イーランドはメールを送り「午後8時にダ ウン教会で開かれる祈祷会に参加してくれ」とし、「全職員は土曜日、日曜日 にホームエバーとニューコア売り場を訪問してそこにいてくれ」とし「直接訪 ねて買い物もして売り場の内に留まり、万一の事態が発生すれば店舗の職員と 入店業者の店主が力を合わせて占拠に抗議してくれ」と指示した。

また21日、民主労総が売り上げゼロ%闘争を行う前日もメールを送って「民主 労総が各流通店を占拠する」とし「全職員が野塔ニューコアに集結すること」 を指示した。そのため21日にニューコア野塔店前では衝突が起きた。この過程 で組合員1人が大怪我をした。

▲イーランドが職員に送ったメール

「100人にメールを送れ」職員に指示

これだけでなく、今日(7月23日)は全職員にメールで『職場守り運動』を始め るとし、「イーランドについて誤って伝えられたいくつかの核心事項について 事実を正せるように、周辺の知り合い100人にインターネットEメールとブログ、 カフェなどで伝えて知らせることを願う」とし、会社側の一方的な主張を含む 内容をインターネットに流布させるよう指示した。

『1万5千のイーランド職員が国民の皆様に呼び掛けます』という題名の文では、 「一部の過激な労組員と外部勢力がイーランドグループに対する虚偽の事実を 流布して売り上げゼロ化の闘争をしています」とし「ニューコア、ホームエバー 職員一同は、労組側が『この国からイーランドがなくなるべき理由』として主 張している『5つの大ウソ』の真実を市民の皆さんに明らかにしようと思いま す」と主張して、会社側の一方的な主張を流した。

こうした会社側の行動は、不買運動が広がるなど、世論がイーランド労働者側 に傾いているため、これを防ぐための方法と見られる。イーランド一般労組の イ・ミエ状況室長は、「会社がかなり圧力を受けている証拠」とし「世論が広 がり、会社側がコーナーに追い詰められて、必死に最後のあがきをしているよ うだ」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-28 10:03:31 / Last modified on 2007-07-28 10:03:31 Copyright: Default

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