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「労組を認めないイーランド、韓国で商売が出来なくなるように」

民主労総、イーランドの主取引銀行と株主にも圧力

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月23日16時31分

イーランドに対する高まる怒り、広がる不買運動

ニューコア労組とイーランド一般労組の占拠座込み場に政府が公権力を投入し、 全国のイーランド系列店舗に対する打撃闘争が続き、不買運動が広がるなど、 イーランドへの労働者と市民の怒りはさらに高まっている。

7月21日には民主労総が『イーランド売り上げ0%闘争』を行った結果、全国29 店舗の営業が麻痺した。また22日にはイーランド一般労組がホームエバー中東 店のレジを占拠した。こうした闘争は今後も拡大して継続的に行われる予定だ。

▲イ・ジョンウォン記者

今日(7月23日)、民主労総は記者会見で、今日から27日までを『1次総力集中闘 争週間』とし、毎日午前10時に地域本部別に全国各店舗の前で糾弾大会を開催 すると発表した。これは7月21日に開かれた民主労総非常中央執行委で決定さ れた。そのため24日には、世宗文化会館の前で『イーランド、ニューコア女性 非正規労働者解雇撤回および盧武鉉政権糾弾!非正規悪法全面再改正要求大会』 を開く予定で、27日には5千人以上を集めて民主労総総力決意大会をイーラン ド本社またはホームエバー上岩店前で開く計画だ。

また市民社会団体とともにイーランド系列会社に対する不買運動を全面化する。 民主労総は、消費者団体の参加を促し、アパート婦女会などと会って地域での 不買運動を本格化する予定だ。来る29日には市民と共に大規模に『悪い企業退 出汎国民文化祭』を推進する。

民主労総、メインバンクのウリ銀行と大株主の教員共済組合に取り引き中断を要求

これとともに民主労総はイーランドグループの投資家とメインバンクに圧力を かける闘争も行う予定だ。

民主労総はイーランドグループの主取引銀行であるウリ銀行を訪問し、「イー ランドグループが非正規低賃金労働者を大量解雇して、企業利益を各種の宗教 活動に使い、健全な企業再投資に使わない不健全な企業」とし「企業融資をは じめとする各種の金融取り引き中断」を公式に要請する計画だ。またイーラン ド グループの相当な比重を占める株主である教員共済組合に圧力を加える闘 争を展開する予定だ。これに民主労総は全国教職員労働組合と共に「教員共済 組合がイーランドグループに正当な圧力を加えることを公式に要求する」と発 表した。

現在もイーランドグループは資金面の圧迫に苦しんでいると分かった。チョン・ ヨンゴン事務金融連盟委員長は「信用評価会社と証券会社リサーチなどで調べ たところ、イーランドリテイルの負債比率は354.1%に至っており、信用等級が トリプルBマイナスからダブルBへとさらに悪化する予定だ」と状況を説明した。

記者会見で李錫行(イ・ソクヘン)委員長は「私たちがイーランドグループに圧 力をかけ続ける理由は、労働組合を認めない企業、労働組合と共生しないと言 う企業に対しては、民主労総次元で韓国では商売が出来ないようにすることが 基本」とし「もしイーランドグループが積極的かつ誠実に交渉をすれば、闘争 計画の実行を柔軟にすることができるが、そうでなければ民主労総の死活をか けて闘争する」と警告した。

▲イ・ジョンウォン記者

「イーランド、必ず審判される」

一方、逮捕令状が請求され、7月20日に連行された14人のうち、検察は13人に 対する拘束令状請求を棄却し、イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長 だけを拘束した。記者会見ではこれに対する糾弾の声も高かった。共に連行さ れた組合員たちは昨日の夜全員が釈放された。

サービス連盟のキム・ヒョングン委員長は「14人のうち13人を釈放したのは、 検察も現在のニューコア-ホームエバー労働者の闘争が正当だということを認 めたこと」とし「キム・ギョンウク委員長も即刻釈放しなければならない」と 述べた。

釈放されたニューコア労組のパク・ヤンス委員長も「キム・ギョンウク委員長 が一緒に出てこられず残念だ」と語り、「会社は私たちが警察に引きずり出さ れる瞬間も、組合員の顔を一つ一つ写真に撮って告訴・告発を準備していた」 とし「こうした会社の欺瞞的な行為は必ず審判されるだろう。共同闘争をして きた精神を受け継いで、キム・ギョンウク委員長の役割も闘争する」と声を高 めた。

記者会見の参加者たちは記者会見文で「賃金はほんのわずかしか払わず、昼夜 なく働かせて売上伸張祈祷会のために労働者の休息空間まで奪い、祈祷室を作 る反面、労使間の約束である妥協案さえ破るのがイーランド資本の本質」とし、 「われわれは反労働的、反社会的資本のイーランドはこれ以上企業活動をする 資格がないということを断固として宣言し、イーランド資本退出のために不買 運動を強化して、全組織的に売り上げゼロ闘争を粘り強く展開する」と宣言した。

今日も民主労総はニューコア江南店で集中打撃闘争を進行している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-28 09:56:03 / Last modified on 2007-07-28 09:56:05 Copyright: Default

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