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「なぜホームエバーで働くのか」

[緊急インタビュー]譲歩案電撃提示したイーランド一般労組のホン・ユンギョン事務局長

イ・コンマム、チェ・ウンジョン記者/ 2007年07月19日4時13分

これまでの主張だった『3ヶ月以上労働者雇用保障』を19日午前2時30分頃に電 撃撤回したイーランド一般労組の交渉委員ホン・ユンギョン事務局長に会った。 ホン・ユンギョン事務局長はインタビューの中でずっと涙を隠せなかった。ホ ン・ユンギョン事務局長は「18か月未満の組合員の顔が目に浮かぶから」と言 う。

「譲歩案を出すとき18か月未満の組合員の顔が浮かびました。彼らのところに 行って何と話せばいいのか...」

「18か月未満2千人の労働者の雇用はとても重要だが譲歩すると会社側に話し たところ、会社側は笑いながら、そのどこが譲歩なのか、60%が自主的に退社 するのに、なぜここでその40%の労働者のことを言うのかといいました。本当 に、80万ウォンでも働くという労働者の切迫した心情を知らない会社側の態度 にとても腹が立ちました」

▲イーランド一般労組交渉委員のキム・ギョンウク委員長とホン・ユンギョン事務局長(左側から)

ホン・ユンギョン事務局長はある組合員の話をしてくれた。

「ある組合員がいました。18か月未満なのに解雇された組合員です。その組合 員は最初は戦わないと言って、あきらめて家に帰りました。そこで暮らしなが ら、知人のつてでホームエバーのプロモート(入店業者販売職員)としてまた入 ろうとしたようです。するとホームエバーは、あなたはだめだといわれたそう です。それでもじっと我慢して雇用安定センターに登録したそうです。ところ が偶然にもまたホームエバープロモートの職がまわってきたのです。それでま た行くと、またあなたはだめだと言われたそうです。そしてその組合員から私 に電話がありました。明日から出て行って、座り込みに合流するって」

会社側に、この人の話を聞かせたと言う。

「この人のような人たちは、ホームエバーでの雇用が生命のようなもので本当 に切迫しています。この人たちを働らかせてくれと要求しました。すると会社 側は、なぜどうしてもホームエバーで働かなければならないのかと言います。 これは、ご飯がなければラーメンを食べれば良いということでしょう」

「この人たちが働けるようにすることでどれぐらい経営に負担があるのでしょ う。ところが会社側は、こうした人々の話は聞かず、ただ被害が大きいから座 り込みから解除しろと言うだけです。会社側は元々ありもしない3か月案撤回 が何の譲歩かと言います。では、団体協約を破ってがんばったことを撤回した ことが、法的にも不当解雇と判定された人を復職させるのが、何の譲歩でしょ うか? それを勝ち取るためにここまできたのではないでしょう」

ホン・ユンギョン事務局長は交渉が一番苦しいという。

「7月8日に上岩から出て、一昨日一週間ぶりにまた組合員と会いました。組合 員たちが歓声をあげて歓迎してくれました。とても会いたかったって。私も、 とても会いたかったです。とても苦しい時期だと思います。私は仲間たちと一 緒にいること自体が勝利だと思います。本当に苦しい時期ですが、一緒にこの 峠を越えて、会社側の弾圧に屈しない堂々とした労働者として勝利を味わいた いです」

最後にホン・ユンギョン事務局長は「組合員のみなさん、本当に愛しています」といった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-21 03:12:38 / Last modified on 2007-07-21 03:12:39 Copyright: Default

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