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ニューコア座込み場、出入り口を溶接で封鎖

ホームエバー座込み場では強制連行も。医療陣「閉鎖で組合員の健康悪化」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月15日18時27分

ニューコア労組、「座込み場を地下監獄に」

ニューコア労組のキムスクラブ江南店占拠座り込み8日目、イーランド一般労 組のホームエバー上岩(サンアム)店占拠座り込み16日目をむかえ、警察と会社 が雇った外注業者の職員が過度に出入口を封じ込め、毎晩小の衝突が続いてい る。警察は、記者はもちろん医療陣が座込み場に入ることも妨害しており、今 後は人権侵害の議論が続くものと見られる。

▲14日ホームエバー上岩店、警察は出入口を戦闘警察バスを利用して何重にも封じ込めた。/イ・ジョンウォン記者

ニューコア労組が占拠座り込みを行っているキムスクラブ江南店では、会社が 地下1階座込み場に通じる入口を封鎖し、問題になっている。ニューコア労組 によれば、会社側は12日頃から出入口に防火壁をおろし、防火壁のすきまを 溶接して完全に封鎖してしまった。これについてニューコア労組は「座込み場 を地下監獄にした」と強く糾弾した。

ニューコア労組は「現在の状況で、無理に大規模な公権力投入をしたり、会社 が雇用した外注が乱入すれば、途方もない大惨事が発生しかねない」とし、 「安全のために封鎖を撤回して人権を保証しろ」と要求した。

▲ニューコア会社側は鉄の棒で座込み場に通じる出入口を溶接、封鎖した。[出処:ニューコア労組]

▲会社が鎖で封鎖した出入口[出処:ニューコア労組]

占拠座り込み8日目、ニューコア労組は支部長の削髪闘争を進行するなど闘争 の程度を一段階高めている。

ホームエバー座込み場、警官が家族との面会も妨害

一方、占拠座り込み16日目をむかえているホームエバー上岩店では、 13日に座込み場外で座り込み支持集会を開き、解散しようとした集会参加者を 強引に連行した。この過程で26人が連行された。

また14日にはイーランド一般労組組合員の家族が座込み場の周辺に集まって文 化祭を開催した。家族たちは組合員と会うために座込み場に入ろうとしたが、 警察にじゃまされて入れなかった。結局、組合員と家族は座込み場2階にある 小さな窓で互いの声を確認するほかはなかった。

▲14日ホームエバー上岩店、警察の封鎖で座込み場を訪ねた家族と会えない組合員たちは小さな窓から、家族に挨拶をしている。/イ・ジョンウォン記者

家族たちは「非正規職を撤廃しろ」、「警察は退け」と叫び、口を揃えて 「愛してます」と叫んだ。

▲窓の間から見える家族/イ・ジョンウォン記者

▲息子の顔を見に来たお母さんはロウソクの火に愛情を込めた。/イ・ジョンウォン記者

▲家族たちは「愛してます」と叫びながら挨拶した。/イ・ジョンウォン記者

宣伝戦を行った組合員、外注に押し退けられ病院に搬送

ホームエバー上岩店でも警察と会社側が雇用した外注の暴力が続いた。

ホームエバー上岩店座込み場は、警察が出入口を封鎖したため組合員が出入 できない状況だ。しかし外注職員は深夜になると座込み場近所をうろついて 恐ろしい雰囲気をつくり、警察は「不法行為を中断しろ」という放送で 座り込み参加者を脅している。

また15日の午前、各店舗で宣伝戦を行っていた組合員が、会社側が雇用した外 注職員の暴力により、病院に緊急搬送される事件が発生した。全国非正規労組 連帯会議(全非連)によれば、午前11時30分頃、ホームエバー・ミョンモク店で 宣伝戦をしようとしていた女性組合員が外注職員に押されて、地面に倒れた。 この組合員は緑色病院で治療中だ。

これに対して全非連は「店舗で宣伝戦をして労組ストライキの正当性を伝える のは、憲法と労働関係法がはっきり規定した正当な労働組合活動」としながら 「いかなる理由でも妨害できず、邪魔をした場合刑事処罰の対象になる。暴力 行為があれば、それに対する罪も問わなければならない」と指摘した。

▲座込み場の中の組合員たちは「最後まで戦う」と家に帰る家族たちに手を振った。/イ・ジョンウォン記者

医療陣、「組合員たちは心理的な不安をあじわっている」

このように、座込み場で警察と外注職員らの暴力が日常的に行われていること に対してニューコア-イーランド一般労組共同闘争委員会は声明を出して、 「不当で不道徳で、人倫と天倫まで破る盧武鉉政府の指示を堂々と拒否する 民主的で良心的な警察官はいないのか」、「われわれは公権力と警察の脅迫と 不法行為にもかかわらず、非正規労働者の切実な要求を争奪することなく ストライキ闘争と座り込みを中断することはできない」と明らかにした。

一方、ホームエバー上岩店の座込み場で健康状態を検査した保健医療団体連合 のウ・ソッキュン政策室長は、「多くの組合員が筋骨格系疾患と膀胱側の疾患 を持っていたことから見て、これまでの労働強度がいかに激しかったのかがわ かる」と話し、「警察と外注により封鎖され、多くの組合員は心理的不安をあ じわっている」と組合員の状態を診断した。そして「座込み場閉鎖が長く続け ば、身体の状態はさらに悪化するだろう」と語った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-20 02:20:20 / Last modified on 2007-07-20 02:20:21 Copyright: Default

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