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「李相洙長官、お願いだから事実を把握して話せ」

李相洙長官の相次いだ発言に、イーランド労組「労使対立をあおる」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月10日13時05分

李相洙長官の『言葉』、わかっていて言っているのか?

李相洙(イ・サンス)労働部長官の『言葉』には、事実から外れたものが多いこ とが問題になっている。

李相洙労働部長官は今日(10日)午前、記者に「明日から労組は占拠座り込みを 解除するもよう」と話し、労組の強い反発にあたった。一部のマスコミはこれ をそのまま報道した。こうした報道に労組は「誤報」と一蹴し、「非正規職解 雇中止、解雇者復職問題が解決されなければ座り込みを解かない」という既存 の立場を固守している。

李相洙長官のこうした言葉は、公権力投入を正当化するための手続きではない かという指摘も出ている。李相洙長官は9日、緊急ブリーフィングで「労組が 不法な売り場占拠行為を続けている」とし「それにふさわしい不利益を与える」 と述べた。

これとともに李相洙長官は「イーランド労使が互いに平和期間を決めて真剣に 対話するようにした」とも話した。これは、使用側の言葉をそのまま言ったも のと見られる。ホームエバーのアン・ソンイル労使協力室長は9日午前のラジ オ番組で「会社は交渉で1か月間、平和期間を決めて集中的に議論しようと提 案した」と話している。

「李相洙長官、あまりにも知らなすぎる」

また李相洙長官は9日、MBNに出演して「労組は3か月以上の人を全員正規職に しろという」とし「使用側の立場を考慮して、2年以上の正規職化を受け入れ れば良い」と話し、「労組も段階的な思考をしなければならない。一度にあま り多くを得ようとしてるのではないかと思う」と入れ知恵をした。

これに対してイーランド一般労組は声明を通じて「李相洙労働部長官は余りに も知らなすぎる」と強く非難した。

イーランド一般労組は「今回の座り込み事態の本質は、イーランドが非正規職 労働者の賃金を値上げ(差別是正)しないように、団体協約にまで違反して大量 解雇を行い、外注化を進めしていること」と指摘し、「労組は3か月以上の人 を全員正規職に転換せよと要求した事実はない」と反論した。

続いてイーランド一般労組は、李相洙長官が「労組は段階的な思考をしない」 と話したことに対して「労組は賃金交渉で使用側に差別是正方法で2〜3年間の 段階的差別是正を提案した。中央労働委の調整過程でも労組は段階的差別是正 を提案した」として「果たして誰が段階的思考をしないのか」と反問した。

李相洙長官の相次ぐ『言葉』にイーランド一般労組は「李相洙長官は、事態を 解決するより労使の対立をあおる役割をしている」とし「労働者側に立ってく れと要求したり、期待はしないから、頼むから事実ぐらいはきちんと把握して 発言しろ」と要請した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-12 09:56:01 / Last modified on 2007-07-12 09:56:06 Copyright: Default

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