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イーランド労使、交渉再開

李相洙の「労組は今日座り込み解除」発言に労組は「成果なく解除しない」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月10日11時30分

李錫行-李相洙緊急会見

ニューコア-イーランド非正規職集団解雇事態に対して民主労総の李錫行委員 長と労働部の李相洙長官が緊急会見を持った。緊急会見は9日午後6時から40分 ほど非公開で進められた。

▲李相洙労働部長官と民主労総の李錫行委員長は緊急会見を持った。[出処:民主労総]

緊急会見にはイーランド一般労組委員長も参加する予定だったが、労働部側か ら逮捕令状が発行されているイーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長の 身辺保護が保障されず取り消された。民主労総によれば李相洙長官はこれに対 して「業務上の錯誤」と謝ったという。

この席で民主労総の李錫行委員長は、直接イーランドとニューコアの社長が交 渉に出て労組代表と誠実で責任ある交渉をすること、そのために長官は使用側 を説得することを要請した。また安定的で信頼を基礎とした交渉のために労組 指導部への告訴告発を取り消し、手配を解除するなど身辺を保障するよう要求 した。

これに李相洙労働部長官は「無条件で占拠座り込みを撤回すれば交渉を積極的 に斡旋する」と述べ、李錫行委員長は「責任ある交渉の場が用意されれば当事 者が決める問題」と反論、特別な成果なく会見は終わった。

▲イーランド一般労組はホームエバーサンアム店占拠座り込みを11日続け、ニューコア労組はニューコア江南店で占拠座り込み2日目をむかえた。/チャムセサン資料写真

李相洙、「不法行為を主導した勢力は不利益を与える」

一方、李相洙労働部長官は緊急会見の前に緊急ブリーフィングで、「政府はこ れ以上座視できない。法と原則により厳正に対応する」と強硬対応の立場を維 持した。

緊急ブリーフィングで李相洙長官は「これまで忍耐心を持ってイーランド労使 が平和に問題解決に立ち向かうことを期待したが、労組が不法な売り場占拠行 為を続けている」とし「労組執行部はもちろん、不法行為を主導した勢力には それにふさわしい不利益を与える」と語り、ニューコア-イーランド非正規職 労働者の長期座り込みが続けば公権力の投入も予想される。

使用側進展した案なく、交渉難航が予想

イーランド労使は今日(10日)午後に交渉を再開する予定だ。

交渉を控えて李相洙長官がイーランド使用側と会った。李相洙長官は、ホーム エバーのオ・サンフン社長とニューコアのチェ・ジョンヤン社長が直接労組と の交渉に参加することを要請したという。

これに対して李相洙労働部長官が「明日(11日)から労組も占拠座り込みを解く ようだ」とし「互いに平和期間を決めて真剣に対話するようにした」と語った といわれ、一部のマスコミではイーランド一般労組が明日座り込み解除へとい うニュースを送ったが、労組側は「誤報だ」と一蹴した。

イーランド一般労組のホン・ユンギョン事務局長は、「昨日まで、冠岳支庁に 確認した結果、使用側は進展した案を持っていない」とし「非正規職問題解決 など、顕著な成果があるまで座り込みは解除しない」と話した。

また李相洙長官の話は、これまでの使用側の言葉と同じで、今後問題になるも のと見られる。

今日の午後再開される交渉も特別な成果なく終わる可能性が高い。特別な成果 なく交渉が決裂すれば、政府が対応の程度を高め、公権力の投入も憂慮され、 今日(10日)が峠になるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-12 09:55:07 / Last modified on 2007-07-12 09:55:12 Copyright: Default

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