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「イーランドの非正規職残酷史」

民主労総、イーランド使用側が交渉しなければ大規模な不買運動を宣言

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月03日17時20分

来る8日、民主労総次元の集中闘争

イーランドの非正規職集団解雇に対抗して、ニューコア-イーランド一般労組 共同闘争本部がホームエバーサンアム店で4日目の占拠座り込みをしているが、 3日、民主労総がホームエバーサンアム店で記者会見を開き、「7月7日までに 使用側が交渉に出てこなければ、8日から大規模な不買運動をする」と警告し、 また7月8日には全国同時多発でイーランド系列の店舗をマヒさせる闘争を行う 計画だと発表した。

ホームエバーサンアム店で4日目の占拠座り込みを続けているニューコア-イー ランド一般労組共同闘争本部の組合員たちは、400人ずつ二組に分かれて座り 込みをしている。乏しい財政の中で行われる座り込みなので、組合員自らが 弁当を包み、共に分け合って食べながら座り込みを行っている。

「すべての労働者を非正規職に追いやる出口が非正規法」

民主労総の李錫行委員長は記者会見で「民主労総はむしろ非正規法が非正規職 を量産し、処遇改善や雇用安定の助けにならないとして法に反対する立場を明 確に明らかにしている」として「盧武鉉政権と巨大政党は、非正規職労働者の 素朴な望みを無視している」と非正規法を批判した。

イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長は「私たちの要求はソウル地方 労働委員会でも不当解雇と判決されたことを使用側が履行しろという簡単なこ と」とし「ホームエバーのレジでは、正規職と非正規職が同じ仕事をしてきた。 非正規法で差別が是正されなければならない。もし非正規法がこの差別を是正 できないのなら、すぐに廃棄しろ」と述べた。

記者会見の参加者は記者会見文で「使用理由制限のない非正規法は、すべての 労働者を非正規職に追いやる出口を作る。2年を超えた時の無期契約化と差別 是正条項は労働権保護の死角地帯である外注化へと駆り立て、職群分離で良質 の労働力を低賃金で使い続けることができる差別構造を強固にしている」と非 正規法の問題を指摘した。また、「労働搾取資本の代表を自任するイーランド 資本が行った1千人の非正規職集団解雇と外注化および独立職群制の蛮行は、 例を見ない非正規職残酷史だ」とし「われわれがイーランド資本の非正規職 圧殺の蛮行を粉砕できなければ、860万非正規職労働者の未来は約束できない と判断し、80万組合員の強力な連帯闘争を宣言する」と明らかにした。

記者会見は4日目の座り込みをしている組合員たちが「働きたい」と書かれた プラカードに花をさす象徴儀式で終わった。

▲組合員たちは「働きたい」と書いたプラカードに花をさした。

「われわれは最後の手段を選択した」

[インタビュー]キム・ギョンウク イーランド一般労組委員長

占拠座り込み4日目を迎えた。ここを占拠しなければならなかった理由は?

▲キム・ギョンウク イーランド一般労組委員長

われわれは6ケ月間、交渉も行い、何度かの記者会見と集会を開くなど、あら ゆる方法を動員して使用側と話そうとした。結局、地方労働委員会でも使用側 の解雇が不当だと判断した。しかし、イーランド使用側は労組が納得できるよ うな提案もせず、交渉に誠実に臨みもせず、労働組合さえ認めようとしない。 われわれは最後の手段を選択したのだ。

使用側では非正規法のために解雇したと言っているが

イーランドは非正規法が施行される前からホームエバーの400人、ニューコア に350人の非正規職労働者を集団解雇した。そして7月1日、非正規法が施行さ れて解雇が合法化されたので、長期勤続者から数千人が解雇されるものと見ら れる。イーランド使用側はただ非正規職運営方針に変化がないという言葉だけ を繰り返している。このように非正規職労働者たちを集団解雇に追い込む非正 規法は、間違って作られたものなので、必ず再改正されなければならない。

正規職、非正規職労働者が共に闘争していると理解している

わが労組の組合員は、正規職と非正規職が半々だ。だから当然連帯する。また、 非正規職の解雇は正規職の雇用不安につながっている状況なので、一緒に戦う しかない。実際にイーランドは強制的に正規職の地方勤務を発令して退社を誘 導している。イーランド資本の刃先は正規職に向かっているのだ。

これからの闘争計画は

われわれは、することができる全てをやった。もっとできることがあればする。 民主労総が責任を持って闘争をするといったのだから、われわれは先頭に立っ て闘争する。

とにかく使用側はすぐ交渉に出てこなければならない。法にも反してがんばら ず、とにかく解雇された人々から復職させるべきだ。これになれば差別是正の 問題は、いくらでも議論できると思う。はやく交渉に出ろ。

原文(チャム セサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-08 19:14:42 / Last modified on 2007-07-08 19:14:43 Copyright: Default

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