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「明白な差別に政府はじっとしているのか」

イーランドの集団解雇に123の労働社会団体が強く抗議

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月02日20時37分

イーランド、同一業務明白な差別

ニューコア-イーランド一般労組共同闘争本部(共闘本)が30日からホームエバー のサンアム店で無期限座り込みに入ったが、7月2日、123の労働社会団体が イーランド本社前で記者会見を持った。

▲イ・ジョンウォン記者

彼らはホームエバーでレジ係という同一業務を遂行している正規職と非正規職 労働者の賃金明細票を提示して、「正規職と非正規職の賃金格差は、ほとんど 2倍近い」とし「盧武鉉政府は非正規職保護法施行で正規職と非正規職間差別 是正を達成したと宣伝・広報しているが、これほど具体的で明白な差別に対し て政府もイーランド グループも何も言わない」と指摘した。

この日提示された7年勤続のホームエバー正規職レジ係労働者の賃金は、ボー ナスを含んでも170万ウォンにならない。ボーナスが400%であることを考慮す ると、月平均賃金は120〜130万ウォン水準だ。これに対して「流通サービス業 種では、正規職労働者もまた低賃金に苦しんでいるのに、彼らよりもはるかに 低賃金の非正規職労働者は何を食べて暮すのか」と述べた。

また、非正規職労働者の賃金明細票には、通常賃金と見られる基本給と週休手 当を含み73万6千ウォンで、2007年最低賃金の72万7千ウォンより9千ウォン多い。 しかし週休手当を通常賃金と考えなければ基本給は60万ウォンで、最低賃金法 に違反している状況だ。これに対して労働社会団体は「最低賃金法違反の有無 は別としても、控除分をすべて除いた支給額が80万ウォンにもならない現実は、 流通サービス非正規職労働者の低賃金問題が大きいという事実を見せる」 と指摘した。

▲イ・ジョンウォン記者

「集団解雇の刃を振り回すイーランド」

記者会見の参加者たちは「これまでイーランドグループの非正規職労働者は、 一日10時間以上立ったまま働く重労働と、1か月で80万ウォン程度の低賃金で、 切迫した生存のために非正規職に対する差別に耐えてきた」とし「非正規労働 者を搾取するだけでなく、集団解雇の刃を振り回している」とイーランドの態 度を強く批判した。

続いて「ホームエバーは3000人の契約職労働者のうち1000人の無期契約化を発 表したが、これは非正規職の賃金はそのまま維持することで雇用保障を口実と した差別を固着化させ、結局一生低賃金と差別に苦しめという呪いだった」と イーランドの職群制の本質を暴露し、「イーランド非正規職労働者の生存のた めの苦闘を無視すれば、韓国社会は希望の火種まで失う」とイーランド使用側 の積極的な交渉と政府の積極的な介入を要求した。

原文(チャム セサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-08 19:06:59 / Last modified on 2007-07-08 19:07:00 Copyright: Default

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