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チョン食品労働組合、6月18日全面スト突入

会社側に単一号俸制、適正人材確保など要求

ユ・ジョンボム現場記者/ 2007年06月18日17時27分

チョン食品労働組合(委員長イ・ヨンソプ)が単一号俸制、賃金引き上げなどを 要求して、6月18日午前06時に全面ストに突入した。チョン食品労使はこれま で12回の交渉で、互いの立場の違いを確認した。結局、忠北地方労働委員会は 6月13日の調停会議で労使間の立場の違いがあまりにも大きいとし、調整中止 の決定を下した。

労組は「賃金9.6%引き上げ、団体協約、単一号俸制、適正人材確保」など55項 目の案で4月27日から交渉を進めてきた。特に主な要求である単一号俸制は、 数年前から労組が会社側に要求している事案だ。2001年に施行された新人事制 度の一つである職務級型賃金体系が導入され、△現場労働者間の競争で葛藤を 誘発、△定律賃金引き上げによる現場職と事務職群の賃金格差の深化などの問 題を引き起こしており、単一号俸制の実施だけが問題を解決できると労組は主 張している。

これまで労組は5月31日の臨時代議員大会で争議行為を宣言し、6月1日に調整 申請を提出した直後に争議対策委員会を設置、争議体系に転換した。続いて、 6月7〜8日に争議行為賛否投票を行い、総員253人、事故6人、総投票人員247 人のうち、賛成194(76.7%)名、反対53(20.9%)名で争議行為を決議し、6月11日から 正門でのテント座り込みに突入した。

イ・ヨンソプ委員長は6月18日のストライキ出征式で「休業無賃金を耐え抜き、 10年間で6回のストライキをしてきた。それでも私たちの現場は一ケ月で最低 40時間の残業と2週間の夜間労働をしなければ暮らせない。同じ勤務研修の事 務職と年1500万ウォンの賃金の違いが生じている。現実的に賃上げが難しいの なら、こうした差別を解消していかなければならない」とし、無返答でストラ イキを誘導している使用側を強く非難した。また「われわれは2001年に68日間 の食品業界史上初の長期ストライキを忘れない。それでも再び使用側がこのよ うに挑発するのであれば、われわれは再び決意するほかはない。現場内の分裂 の火種を除き、闘争に専念しよう」と組合員に団結を訴えた。組合員たちは、 この日の出征式で「安定した生活賃金の確保と安全な仕事場を勝ち取るために、 △賃金9.6%引上げ△組合活動保障△現場単一号俸制争奪△労働者健康権確保 △非正規職撤廃を勝ち取るために総力闘争すること」を宣言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-24 05:36:04 / Last modified on 2007-06-24 05:36:05 Copyright: Default

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