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金属労組、反FTAストライキまであと10日

「賛否投票混乱」を超えて組織化に総力

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年06月15日18時58分

4月25日の代議員大会で「韓米FTA無効化全面ストライキ闘争計画」を確定した 全国金属労働組合が、10日先に迫ったストライキ闘争を成功させるための組織化 に努めている。

金属労組は19次臨時代議員大会で「6月に予定された韓米両国首脳間協定締結 を阻止するために、6月中下旬に地域別ストライキを含む一週間の頑強で持続 的な全面ストを展開する」と決めた。その後、中央執行委員会と中央委員会な どを経て、6月25日から27日まで地域別循環ストライキ、28日と29日に各々4時 間、6時間の全組合員のストライキを展開する計画を確定した。

金属労組はこうしたストライキに備えて、5月から全組合員に教育を実施し、 講師団配置、役員巡回懇談会などを進めてきた。各地域支部も6月初めから支 部別に賃団闘出征式、前進大会、総ストライキ宣言集会などを開き、雰囲気を 高めている。

現代車支部、「賛否投票の取り消しがストライキの正当性を毀損しない」

一方、8日に開かれた中央委員会で、金属労組中央執行委員会で議論された 「韓米FTAと中央交渉の連係についての組合員賛否投票方案」が廃棄されたこ とで、代議員大会の決定のとおりに6月韓米FTA廃棄ストライキが進められる。 中央交渉をはじめとする臨時団体協議は予定通り、7月5日調整申請と7月中旬 争議行為賛否投票を経て、7月中下旬に闘争に入る方針だ。

金属労組は、賛否投票の提起と翻意の過程で、資本と言論の批判攻勢にも強力 に対応する立場だ。13日に開かれた中央執行委員会では「賛否投票のない不法 な政治ストライキ」として、まるで完成車4社の支部が金属労組の闘争計画に 不満を持っているかのように報道した一部の報道機関に対しては、歪曲である ことを明確にして告発などの措置を取ることにした。

現代自動車支部は、今回の金属労組ストライキに対して「完成車4社の使用者 が15万産別労組の力を実感できずにいる」とし「6月ゼネスト闘争は完成車4社 使用者に15万金属労組組合員の力を見せつける重要な闘争」と説明した。

また「争議行為賛否投票で多くの混乱が起き、組織化に困難があることは事実 だが、争議行為賛否投票取り消しがスト闘争の正当性を傷つけるものではない」 とし、支部組合員組織化の対策作りをはじめた。

25日から3日間の地域別ストライキ、28日に4時間、29日に6時間ストライキ

金属労組全組合員6時間ストライキに入る29日は、民主労総次元の全国労働者 大会が予定されている。金属労組のチェ・ヨンギュ事務局長は5日に民主労総 の6月総力闘争宣言記者会見に参加し、組織化の過程を説明して「役員から支 部の幹部までが組織化に積極的に取り組んでいる。金属労組15万人がストライ キに突入すれば、29日の全国労働者大会に民主労総30万人が参加することも難 しくない」と予想した。

金属労組のチョン・ガプドク委員長は14日に談話文を発表し、ストライキの組 織化を督励した。チョン・ガプドク委員長は「賛否投票の日程が公示された状 況で取り消されたことは、組合員たちに申し訳ない」とし「決定の翻意により、 現場では混乱と困難があるだろうが、今の困難は金属労組強化と産別完成のた めの基礎になる」と語った。

金属労組は完成車4社が予定通りに反FTAストライキに積極的に参加することを 宣言したことで、ストライキの規模はほぼ全組合員になるものと展望している。 25日から27日まではそれぞれ湖南圏、首都圏、嶺南圏で地域別ストライキを進 め、28日には4時間、29日には6時間ストライキに入る。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-17 00:49:25 / Last modified on 2007-06-17 00:49:27 Copyright: Default

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