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「中労委は傲慢な労働弾圧機構」

民主労総などが記者会見を開き職権仲裁に回付した中労委を猛非難

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年11月02日16時11分

死亡2か月前に職権仲裁を生き返らせた中労委

中央労働委員会(中労委)が鉄道労使を職権仲裁に回付し、労働界の反発が続い ている。

中労委は調整満了日の10月31日の午後11時44分に調整終了を伝えた直後、職権 仲裁回付を通知した。これに対して民主労総、鉄道労組、公共運輸連盟などは 今日(11月2日)に記者会見を開き「中労委が職権仲裁に回付したのは露骨な労働 弾圧」とし「座視しない」と強く批判した。

職権仲裁は、必須共益事業場に指定されている公共部門事業場に重労働委が強 制的に調整を実施するもの。職権仲裁に回付されると15日間は争議行為が禁止 され、必ず中労委が提示する仲裁案を受け入れなければならない。そのため職 権仲裁は「国家が強く労使紛争に介入して終了させるもので、必須共益事業場 の労働者の争議権を極度に制限するもの」として国際的にも悪法と言われるも のだった。

そのため政府は昨年、労使関係先進化方案関連法規の改正でこれを廃棄し、来 年の1月1日に完全に廃棄される。

これに対して記者会見の参加者は「これまで職権仲裁は労働者の基本権を侵害 する悪法として、長い間社会的な死亡宣告を受けてきた。政府もまた昨年、職 権仲裁への国際労働界の激しい非難を受け入れ、廃棄せざるをえなかった」と し、「それなのに2か月しか残っていない職権仲裁の余命で労働基本権を侵害す るのは、中労委の傲慢と専横が極限状態に達したことを語るもの」と中労委の 決定を非難した。

民主労総など、「中労委の役割放棄労働弾圧機構に転落」

労働界の批判は中労委に向かった。

彼らは記者会見文で「中労委が労働者の権益を擁護して救済すべき役割を放棄 して労働弾圧機構に転落した」と指摘した。中労委は親労働界代表者のイ・ウォ ンボ委員長が就任したが、労働界の期待と違いコスコム非正規職労働者による 争議調整申請でコスコムの使用者性を否定、地労委の決定まで逆転させて性暴 力加害者を原職復帰させるなどの反労働者的な動きをしている。

そのため記者会見参加者は「中労委の相次ぐ使用者偏向判定は、盧武鉉政権の 失政と改革失敗を隠すと同時に、その責任を労働者に転嫁し、使用者の不法・ 不当な労働行為をほう助するもの」、「鉄道労使の調整を終了した時点での職 権仲裁回付で、労使関係を破局に追い遣った責任は全面的に中労委にある」と 明確にした。

記者会見参加者は、△職権仲裁即刻撤回、△職権仲裁決定過程に会社側、または 政府による外圧の実体公開、△職権仲裁決定をした公益委員即刻辞任を中労委に 要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-08 03:20:18 / Last modified on 2007-11-08 03:20:19 Copyright: Default

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