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ハ・ジュングン烈士の遺族が国家に損害賠償請求訴訟を提起

家族、 「故人の恨みをはらさず忘れることはできない」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年12月21日14時27分

ハ・ジュングン烈士遺族、国家に約9億ウォンの損害賠償請求

ハ・ジュングン烈士の遺族が 国家に対して損害賠償請求訴訟を起こした。

家族は訴状で「警察の違法な集会解散の試みと違法な警察装具の使用により、 集会に参加して警察の暴力で死亡したもので、大韓民国は加害警察官の使用者 としてこの事件の死亡によるすべての損害を賠償する責任がある」と損害賠償 請求の理由を明らかにした。

損害賠償請求金額は烈士の労働力を考慮した賃金と治療費、慰謝料を含み、 約9億ウォンに達する。

浦項建設労働者の闘争当時、警察は盾で人が傷つくことを防ぐ最小限の装置であるゴム枠を足で引き離した。/チャムセサン資料写真

ハ・ジュングン烈士の遺族は21日、民主労総で開かれた記者会見で「集会場で 死んだ人はいるのに、殺した人は誰も責任を負わずにいる」とし、「私たちが 民事訴訟を提起する理由は、こうした方法ででも故人のくやしい死に対する社 会的関心を維持し、殺人鎮圧の責任者に対する処罰と大統領の謝罪および再発 防止策の用意などを目標とした正しい闘争の踏み台とするため」と述べた。

「闘争の手綱を置けば第2、第3のくやしい死が戻ってくる」

続いて遺族は記者会見文で「われわれはまだ故人を埋葬できず、故人の恨み をはらさないまま忘れることはできない」とし「デモ鎮圧の過程で昨年2人の 農民が死んだ後、今年も1人の労働者が死んだことを見れば、これは偶然のミ スによる死亡ではなく、現行の警察のデモ鎮圧方式に殺人暴力を誘発する構 造的な問題点があるということが表れたもの」と述べ、「今日私たちもこの 闘争の手綱を置けば、今後第2、第3 のハ・ジュングンのようなくやしい死と して戻ってくる」とし、死に対する明確な責任糾明を要求した。

これについて浦項建設労組の故ハ・ジュングン烈士共同対策委は△警察の殺人 暴力鎮圧に対する盧武鉉大統領の謝罪、△殺人鎮圧責任者(警察庁政、慶北警 察庁長官)即時罷免、△警察の殺人暴力鎮圧システム廃止、再発防止のための 根本対策樹立、△自由で平和な集会自由完全保障を要求した。

警察の盾は防御用でなく攻撃用だ。警察がハ・ジュングン烈士を殺したのが確認されたのにこの事件に対して誰も責任を負わないでいる状況だ。/チャムセサン資料写真

国家人権委員会の勧告履行措置は遅遅として進まず

一方、国家人権委員会は去る11月27日、「ハ・ジュングン組合員が、警察の 集会・デモ強制解散の過程で死亡した事実を認める」とし、現場指揮官であ る浦項南部警察署長を懲戒しソウル地方警察庁特殊機動隊長を警告措置する ことを勧告した。しかし決定後まもなく1ヶ月になるのに国家人権委は決定文 の作成さえ終えられず、これに勧告事項に対する措置も遅れている状況だと 確認された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-27 02:04:29 / Last modified on 2006-12-27 02:04:31 Copyright: Default

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