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妊婦だと叫んだが警察の足蹴りは続いた

民主労働党、 浦項警察の暴力責任者の処罰・人権委調査を要求

ラウニョン記者 hallola@jinbo.net / 2006年08月11日12時30分

7月19日開かれた「浦項製鉄糾弾、公権力糾弾嶺南圏労働者大会」で、警察の 暴力で浦項地域建設労組家族対策委に所属する妊婦の5か月になる胎児が流産 する事態が発生した。

11日、民主労働党は記者会見を開き「警察の無慈悲な暴力弾圧がハジュングン 建設労働者の死に続き、産声もあげない幼い生命を殺した」とし、「乱発され る公権力」への批判の声を高めた。

「彼女は妊婦だ」の叫びの中でも続いた警察の集団殴打

この日の記者会見に参加したキムジヒ民主労総副委員長は「浦項は今、死の都 市だ」と、現在の雰囲気を伝えた。特に、集団暴力が強行された19日には、家 族対策委は食事の提供を要求しており、平和デモが保障された状況の中で突然 警察の侵奪により事態が発生したことを説明した。

キムジヒ副委員長は「警察の侵奪で女性1人が警官の中に連れ込まれ、その女 性が警官に取り囲まれて足で腹を蹴られるなどの暴行をされたことが目撃され た。周辺の人々が彼女は妊婦だと叫んだが、警官はそのまま暴力をふるい、結 局出血したため彼らの足蹴りが止まった」と状況を説明した。

子供を流産したこの女性は、7年間不妊治療の末にやっと妊娠した女性で、当 時は妊娠5ケ月だった。朴インスク民主労働党最高委員は「妊娠5ケ月の胎児を 死なせた警察の暴力、これは公権力によるもうひとつの殺人だ」と規定した。

また、暴力再発防止を約束した政府は、9日の民主労総大会でも暴力鎮圧を強 行し、労働者・市民の176人が病院に送られ、そのうち25人は入院、3人はまだ 意識がなく重患者室で寝ていると状況を報告した。

民主労働党は「政府による暴力、女性が妊婦だと叫んだのに暴力で死んだ生命 に弔意を示し、警察庁長官解任と国家人権委員会の徹底した調査」を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-16 22:30:43 / Last modified on 2006-08-16 22:30:43 Copyright: Default

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