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「浦項製鉄が問題を解決しろ」

2日、遺族 「真相調査、諸般の合意まで葬儀を行わない」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年08月02日13時22分

検察・警察「強制解剖検査」、遺族「真相調査、諸般の合意まで葬儀行わない」

故ハジュングン烈士が亡くなって二日目、検察と警察が死因究明を理由として 「強制解剖検査」すると出たが遺族と民主労総は“真相調査後諸般合意がある 時までは葬儀を行わない”と明らかにした。

検警の強制解剖検査立場で浦項東国大病院葬儀場の前には緊張感が回ることもした。 民主労総慶北本部

こうした中、浦項東国大病院前とソウル浦項製鉄センター前でそれぞれ記者会 見が開かれた。2日午前11時、ハジュングン烈士対策委は浦項東国大病院前で 緊急記者会見を行い、「故ハジュングン烈士の暴力殺人真相の糾明と責任者の 処罰」を要求した。烈士対策委は1日に構成され、対策委員長は民主労総のチョ ジュノ委員長と全国民衆連帯のチョングァンフン常任代表。

烈士対策委、「強制解剖検査、検察・警察真実を隠そうとする行為」

ハジュングン烈士対策委は「集会現場に一緒にいた多くの組合員の証言と写真 採証の資料、ビデオファイルなどを分析した結果、警察の不法かつ暴力的な鎮 圧行為がハジュングン同志の死亡の直接の原因だ」と発表した。7月16日の集 会では、警察が警告放送もなく、解散しようとしている隊伍に3回の暴力を行 使し、その過程で15人の労働者が負傷した。故ハジュングン烈士は警察の盾で 殴られ、脳出血で脳死状態に陥っていた。

検警の強制解剖検査に対して烈士対策委は「検察と警察は遺族と対策委の公正 な解剖検査の実施要求を握りつぶし、令状を取って霊安室に入ろうとした」と し「結局、検察と警察のすべての言動が真実を隠そうとする行為を証明する」 と大声を上げた。烈士対策委は、△警察の暴力殺人鎮圧の真相究明と責任者の 処罰、△警察の暴力殺人鎮圧の責任と盧武鉉大統領の謝罪、△警察の暴力鎮圧 に対する再発防止策、△建設労組への公安弾圧中断(損賠仮差押さえ撤回、拘 束者釈放)、△遺族の完全な補償、△責任ある当事者として浦項製鉄が事態解 決に出ることを要求した。

ソウル上京闘争団、“浦項製鉄出てこい”

ソウル上京闘争団は2日、浦項製鉄センターの前で記者会見を行った。

同時刻、ソウル浦項製鉄センター前では浦項建設労組と家族対策委で構成され たソウル上京闘争団と共同対策委の記者会見も開かれた。記者会見の参加者は、 浦項製鉄が直接事態解決に出てくることを要求し、元の使用者としての責任を 認めるよう要求した。

建設産業連盟地域業種協議会のイグァンイル副議長は記者会見で「私たちに罪 があるとすれば、法の通りの労働三権保障を要求したことでしかない」とし、 「ハジュングン烈士を殺したのは浦項製鉄資本と盧武鉉政権だ」と叫んだ。

続いて記者会見文で「これまで浦項製鉄は、非正規労働者に劣悪な労働条件と 低賃金を強要して数兆ウォンの莫大な利益を上げたが、不法な多段階下請け構 造を利用して実質的な使用者責任を回避し、むしろ建設労働者の合法ストライ キの動向を常に監視し、労組幹部の出入統制等により、ストライキを無力化す るために率先してきた」とし「浦項製鉄は二重的で偽善的な責任回避をやめ、 今すぐ労働組合を認めて誠実に対話し、交渉に臨め」と述べた。

自身を殺した警察の前に烈士がまた立った。

損害賠償を語ることは、「労働者を二回殺すこと」

また、浦項製鉄が損害賠償に言及していることについて、「浦項製鉄は座り込 みを自主解散したのに損害賠償を言うのは労働者の命を奪ったことに対する反 省もなく、厚かましく労働者を二回殺そうとするもの」とし、△烈士の前に謝 罪、△労組弾圧と不当労働行為の即刻中断、△損害賠償請求の陰謀の即刻中断、 △元請使用者としての責任を認めて誠実交渉を保障することを要求した。

その後、記者会見の参加者は抗議書簡を持って浦項製鉄代表者と会い、建設労 働者の要求を伝えようとした。だが浦項製鉄は「遺影を持って入る限り、面談 できない」と述べた。これに記者会見の参加者は「烈士の影像を持って入れな ければ、私たちも面談しない」と面談を拒否した。以後、ソウル上京闘争団は 2時にソウル駅で予定されている集会に参加するために移動した。

4日、民主労総決意大会「浦項東国大病院」で

一方、民主労総は4日に予定されている決意大会の場所を浦項東国大病院前に 確定した。ヒョンサン・ロータリーから浦項製鉄本社前までデモ行進を行うと 明らかにした。

「浦項製鉄出てこい」と叫び、ソウル上京闘争団参加者が浦項製鉄代表との面談を要めてビルへの進入を試みた。

浦項製鉄センター建物の中には警察がぎっしり。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-03 04:57:55 / Last modified on 2006-08-03 04:57:58 Copyright: Default

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