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検察が強制解剖を表明し霊安室前に緊張

労組と遺族、「死体に手をつけるな」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年08月01日20時39分

労組、共同解剖検査を要求したが検察は強制解剖検査の立場を曲げず

故ハジュングン烈士が安置されている浦項東国大病院には、検察が職権で解剖 検査をしようとしており、遺族、労組側との摩擦が高まっている。

浦項東国大病院に用意された焼香所/民主労総慶北本部

1日午前、検察が「死因究明」を理由に「家族との協議なく検察の職権で強制 解剖検査を実施する」と述べ、警察が「今夜、強制解剖検査を実施する」とし、 霊安室に訪ねてきた。これに対して浦項建設労組は万一の事態に備え、組合員 を結集させている。

1日午前に構成されたハジュングン烈士対策委と浦項建設労組非常対策委は、 「2日午前、労働界側が推薦する医師1人と共に共同解剖検査をして正確な死因 を明らかにしよう」と語った。しかしこれを無視して強制解剖検査をすると言っ ているのである。検察と遺族の対話でも、遺族は「家族が信頼できる医師の立 会いの下で解剖検査する」という立場を表明したが、検察はこれを無視し、 対話が決裂した状況だ。

労組、「殺人暴力事態を強制解剖検査で隠そうとするのか」

検察と警察が強制解剖検査の立場を曲げておらず、これに対して浦項建設労組 非常対策委は緊急声明を出して、「万一検察が傲慢にも今回の殺人暴力事態を 強制解剖検査という無理な方法で覆い隠そうとするのなら、強い抵抗にあうば かりか、拭うことのできない汚点を残すだろう」と警告した。また、遺族は 「警察の態度は理解できない」と怒っている。

浦項建設労組は1日に浦項のKBS前で集会を開いた。浦項KBSは放送局長が浦項 市庁で開かれたストライキ対策会議に参加したことが問題になっている。集会 の参加者は、「地域の公営放送代表が、なぜ不適切な対策会議に参加するのか」 と公開謝罪を要求した。

1日、浦項建設労組は浦項KBS前で集会を開いた。/民主労総慶北本部

一方、民主労総は全国の支部に「故ハジュングン烈士焼香所」の設置を指令し、 インターネット上にも故ハジュングン烈士の焼香所を用意した。なお烈士対策 委は△責任者の処罰(現場指揮官および警察庁長官退陣)、△盧武鉉大統領謝罪、 △再発防止対策、△建設労組弾圧中断、△遺族事故対策(補償、賠償)を要求し ている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-02 04:15:17 / Last modified on 2006-08-02 04:15:17 Copyright: Default

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