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韓国:釜山民主労総バス巡回闘争団、三光寺前「労組弾圧糾弾集会」
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「仏様の顔に泥を塗る三光寺住職は目を覚せ」

釜山民主労総バス巡回闘争団、 三光寺前「労組弾圧糾弾集会」

チョンヨヌ記者 adsjyw@jinbo.net / 2006年08月16日19時12分

16日午後5時釜山鎮区草邑洞の三光寺前で民主労総組合員が三光寺労組弾圧を糾弾する集会が開いてシュプレヒコールをあげている

民主労総釜山本部バス巡回闘争団が16日に釜山地域長期闘争事業場のひとつで ある天台宗三光寺を訪問した。

この日の午後5時に三光寺裏門で開催された「三光寺労組弾圧糾弾集会」には、 民主労総釜山本部をはじめ金属労組釜山梁山支部、釜山建設労組、韓国保健安 全研究所、釜山地域一般労組組合員約70人が参加した。

民主労総組合員70人、三光寺前で労組弾圧糾弾集会を開催

だが三光寺の信徒たちは、この日の集会場所に近付かず、特別な摩擦は発生し なかった。だが信徒側は組合員が寺に入るのを阻止するために事前にトラック で入口を封じた。

警察はこの日、万一の事態に備え、警察兵力を外郭に配置していた。だが警察 関係者は宗教団体でのことには積極的に介入しないという意向を現わした。

民主労総組合員が天台宗三光寺で糾弾集会を開いたのは、信徒が裁判所に組合 員から暴行されたと告訴したため。これに対して三光寺の組合員は「居直りだ」 とし、「私たちが信徒たちからあらゆる種類の弾圧と暴言、その上暴行された」 と主張している実情だ。

これに先立ち、三光寺で働いていた10年以上の長期勤続運転・警備労働者約30 人は、2005年8月に民主労総釜山地域一般労組に三光寺現場委員会という労働 組合を設立したが、現在は組合員6人だけが残って出勤闘争をしている実情だ。

この日の糾弾集会発言をしたキムナムジュン三光寺現場委員会組合員は「三光 寺は、5月から弁護士を立てて労組と代理交渉をしているが、意図的に時間が かかっている。今、一方では交渉が進められているが、もう一方では途方もな い労働弾圧をしている」と指摘した。

キムナムジュン組合員は続いて「現在、信徒の間では『70代以上なら刑事処罰 に該当しない』という流言飛語も飛んでいる。だから毎日出勤闘争をするとき は、老信徒からの塩の洗礼と暴言を受けている。これが宗教団体ですることな のか」と反問した。

発言したチェヨングク釜山民主労総本部長

チェヨングク本部長、「民主労総、今日から三光寺闘争始める」

チェヨングク釜山民主労総本部長は「今日、申し訳ないという気がする」とし、 「一般の私企業でも恥ずかしい労働弾圧が、宗教団体でも行われている。宗教 団体は治外法権ではない。宗教団体も労働者の基本権を否定できない」と述べた。

続いてチェヨングク本部長は「民主労総は、今日から三光寺闘争を始める」と 宣言した後、「市民は三光寺が行っている事実を知らずにいる。今後、三光寺 の裏に隠れた不条理を暴露していかなければならない」と要求した。

組合員はこの日の集会で、労働歌とともに「仏様の顔に泥を塗る三光寺住職は 目を覚せ」というシュプレヒコールをあげた。

三光寺側はこの日、組合員の糾弾大会の前に車両を利用して寺への入口を封じ込めた

この日、三光寺のある組合員はこれまで三光寺から受け取った告訴告発関連内容証明郵便を記者に公開した

「なぜ地域を代表する人がこのようなことができるのか」

この日の糾弾集会では、解雇された三光寺組合員のキムヨンギ氏の発言も続い た。キムヨンギ解雇労働者は発言で「8月1日の三光寺定期法会に、ホナムシク 釜山市長が釜山鎮区庁長と共に訪問した」とし「この日、釜山市長と区庁長は 何の疑いもなく信徒が渡した『私たちの寺は私たちが守る』と書かれた帯を着 用した。なぜ地域を代表する人がこんなことができるのか気になる」と伝えた。

一方、この日の糾弾集会は午後6時に終わり、三光寺の信徒たちは組合員の集 会に対し、概して傍観する姿勢を取った。だがこの日、ある信徒が寺の建物か ら組合員の姿を無断で撮影したことに抗議する過程で騒動が発生した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-16 22:38:15 / Last modified on 2006-08-16 22:38:15 Copyright: Default

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