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韓国:保健医療労組産別交渉決裂、24日全面ストライキ
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保健医療労組産別交渉決裂、24日全面ストライキ

「使用側、職権仲裁依存不誠実交渉にストライキ誘導」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年08月07日17時01分

16〜18日ストライキ賛否投票、24日全面ストライキ突入予定

これまで争議調整申請まで延期して使用側と産別交渉を続けてきた保健医療労 組は、使用側の一方的な交渉決裂の通知により、5日、中央労働委員会に争議 調整申込書を提出した。保健医療労組は来る16〜18日にストライキ賛否投票を 行い、24日に産別全面ストライキに突入する予定だ。

保健医療労使は5月3日から交渉を始め、12回の本交渉を行った。

争議調整申請を延期して自主的な交渉を試みたが...

この過程で8月2日、12次産別交渉で使用側が「2006年を労使の自主的な妥結で 労使関係転換のためになるよう努力する」と労組側に争議調整申請延期を要請 した。保健医療労組はこれを受け入れ、争議調整申請を延期した。しかし4日、 マラソン交渉により全条項が暫定合意の水準に達したものの、突然使用側が態 度を変えて「労組のスケジュールの通り進めた方がいい。週末交渉も無意味だ」 と一方的に交渉決裂を宣言、争議行為突入を発表した。

使用側からの一方的な決裂宣言に対し、保健医療労組は使用側の交渉団構成か ら問題があったことを指摘した。保健医療労組は「使用側は常に全権を持って 交渉に臨むといったのに、実務交渉で労使の意見が接近した事項は会議を中断 した後、使用側交渉団がまた交渉場に戻るとひっくり返る」とし、「各特性別 代表など自ら責任を負える交渉団が直接交渉に参加すべきだ」と指摘した。

ストライキの規模を見て最終案を出しても遅くない?

また、政府と中央労働委員会の問題点も指摘した。保健医療労組は「使用側は 絶えず職権仲裁に依存した不誠実な交渉とストライキ誘導戦術を何年間も駆使 しているのに、労働部と中央労働委員会は何の対策も立てることができずに使 用側は自主的交渉ではなく外部からの圧力による解決を好むようになる」とし、 「労働部と中央労働委員会は自主的交渉文化を定着させるために職権仲裁に依 存してばかりで、不誠実交渉を続ける使用側に断固とした措置を下せ」と述べ た。

保健医療労組は8月の全面ストライキで「一部でおおっぴらに話されている 『ストライキ規模を見て最終案を出しても遅くない』と主張している労務士と、 一部の強硬派病院に対して現場の力を堂々と見せつける」とし「職権仲裁に依 存した不誠実交渉とストライキという悪循環の輪を切る」と強調した。

翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created byStaff. Created on 2006-08-08 12:04:23 / Last modified on 2006-08-08 12:04:24 Copyright: Default

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