本文の先頭へ
韓国:「建設プラント労組組合員就職禁止文書」を発見
Home 検索

SK、GSで「建設プラント労組組合員就職禁止文書」を発見

蔚山建設プラント労組、 組合員への就職妨害責任者の処罰を要求

蔚山労働ニュース http://www.nodongnews.or.kr / 2006年07月28日11時00分

SK(株)とGS精油が下請け業者を選定する過程で、建設プラント組合員の就職禁 止文書が発見された。元請社がブラックリストを管理し、組合員の就職妨害を してきたことが明らかになった。

蔚山建設プラント労組が組合員就職妨害証拠物として提示した"ATC PROJECT社内外注(協力業者)選定見積もり説明会"文書

また、蔚山地域警察でも蔚山建設プラント労組組合員のブラックリストを管理 し捜査に活用してきたことも明らかになった。

蔚山建設プラント労組は7月27日午前11時、蔚山市庁プレスセンターで記者会 見を開き、「ATC PROJECT社内外注(協力業者)選定見積もり説明会」という文 書を提示して「社内外注業者選定で『建設プラント労組加入者は許さない』と し、労働組合組合員がいる業者に不利益を与える」という内容を公開した。

この文書によれば、元請会社はSK(株)とGS精油で、2006年5月18日に「見積も り説明会」を開催したことが明らかになっている。

蔚山建設プラント労組のイジョンファ委員長は「この文書は組合員が未払い賃 金などの問題で業者事務室を訪問した過程で発見した」とし、「こうした不法 かつ反人権的な労働弾圧に対し、検察、警察、労働部などの関連機関は即刻全 面的な捜査をしろ」と要求した。

続いて「これまでは情況証拠しか存在しなかった組合員への就職妨害とブラッ クリスト問題を労組が提起し続け、是正措置を要求してきたが、企業は事実無 根と片付けてきた」とし「今回発見された文書で、これまで労組が提起してき た組合員への就職拒否と労組弾圧の実体が天下に暴露された」と強調した。

また「今年、浦項労組は『地域オピニオンリーダー、建設労組ストライキ関連 対策会議(7月12日付)結果』という題名の浦項製鉄内部文書が暴露され、労組 瓦解の全貌があらわれた。全南東部、慶南西部地域建設労組も2006年7月20日、 警察と市庁が建設労組瓦解のための言論工作をした事実が明らかになるなど、 建設労働者への弾圧が大々的に形成されている」と付け加えた。

民主労総蔚山本部が提示した'嶺南労働者大会(浦項)出席出発地遮断対策'という中部警察署文書に蔚山建設プラント労組組合員らの車両番号と名前などが記されている。

この日の記者会見に参加した民主労総蔚山本部のハブヨン本部長は「これは、 勤労基準法第29条『就職妨害禁止』条項に明確に違反する行為で、労組破壊工 作と規定し、責任者を処罰しなければならない」と主張した。

ハブヨン本部長は「蔚山中部警察署は『7.19嶺南労働者大会(浦項)出席出発地 遮断対策』という文書を公開し、警察が建設プラント労組組合員を組織的に管 理してきた事実が明確になった」と暴露した。

蔚山中部警察署名のこの文書には、蔚山建設プラント組合員約70人の車両番号 と姓名、住民登録番号、電話番号などが詳しく記されている。(チョンギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-30 01:22:56 / Last modified on 2006-07-30 01:22:58 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について