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韓国:「自主的に解散しなければ妥協ない」
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イサンス「自主的に解散しなければ妥協ない」という立場を固守

民主労働党、 「果川庁舎に座っている時ではない。浦項に行け」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年07月20日12時33分

浦項の建設労働者たちが浦項製鉄本社ビルで座り込みを始めて8日になるが、 イサンス労働部長官は20日、記者とのブリーフィングで「自主的解散のない妥 協斡旋はない」と述べ、政府の直接介入の意志がないことを再度確認した。

イサンス労働部長官、「自主解散しなければ強制鎮圧する」

現在、労働社会団体は政府の直接介入による事態解決を要求している。民主労 働党は20日に論評で「イサンス労働部長官は、浦項製鉄問題解決のために現場 に行かなければならない」と主張した。今の事態の原因は「根本的には建設業 界に蔓延した前近代的な不法多段階下請け問題解決を引き延ばした政府の無能 に起因する」と見ているためだ。

しかしイサンス労働部長官は、政府の責任を認めるかわりに「労組は、事態が 好転して交渉をするとしても専門建設協会と交渉すべきだ。浦項製鉄が当事者 になることは望ましくない」と、問題が発生する原因については避けた。

実際、浦項の建設労働者が浦項製鉄ビルに入ったのは、元請の使用者性要求は 別としても浦項製鉄が合法的なストライキをしている事業場への大規模な代替 人材投入が労働者に目撃され、これへの抗議だった。現事態の責任は、明らか に浦項製鉄にあるのだ。

イサンス労働部長官は「労働部が取ることができる政策手段には限界がある」 とし「交渉で解決できる状況ではなく、交渉もできない状況」と責任を回避し た。また強制解散方針については「自主的に解散を要求しているが、労組が解 散しなければ強制鎮圧する」と明らかにした。

民主労働党、「事実上の捕虜収容所... 現場に行ってみろ」

民主労働党は「一人の労働者は脳死状態で生死の境をさまよい、2000人以上の 労働者が8日間、建物に閉じ込められ、生のラーメンをかじりながら、事実上 捕虜収容所生活をしている」とし「深刻な労使葛藤の現場に労働部はいない。 刃を研ぐ警察と断電・断水で労働者を孤立させる浦項製鉄などの一方主義しか 残っていない」と指摘した。

続いて「今は長官が果川庁舎で座り、上がってくる報告書に頼って状況を判断 している時ではない」とし「机に向かって座り、公権力で楽に問題を解こうと すること、これがまさに権威主義だ」と労働部長官の覚醒を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-21 02:51:18 / Last modified on 2006-07-21 02:51:19 Copyright: Default

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