KTX乗務員強制連行に労働界が反発

民主労総・全国公務員労組声明発表、 政府-韓明淑総理に解決を要求

チェイニ記者 flyhigh＠jinbo.net

警察が国会憲政記念館で座り込みをしていたKTX乗務員を強制連行したことに ついて、労働界の抗議が降り注いでいる。

「韓明淑総理は性差別解消に模範を見せろ」

民主労総は声明書を通して「連行したKTX女性乗務員を即刻釈放して、即刻対 話と解決にのりだせ」と要求し、「政府がKTX女性乗務員の問題を公権力によ り一時的にごまかせると考えるのは誤算だ。一方で世論を誘導し、一方では非 正規職労働者の要求に拒否と弾圧で一貫する傲慢さと無能力の二重性を明確に 示す」と批判した。

民主労総はチョンユンチョル監査院長が「KTX女性乗務員は鉄道公社直接雇用 が適当で、鉄道公社の子会社不良運営と不法派遣を徹底的に監査する」と述べ た点に注目し、徹底的な調査を注文した。韓明淑総理にも「性差別を解消して 公企業から正規職を採用する模範を創り出せ」と指摘した。

「政府は女性労働者の命賭けの闘争を見捨てるな」

全国公務員労働組合も「KTX女性乗務員強制連行を糾弾する、即刻釈放しろ」 という内容の声明書を発表した。公務員労組は「憲政初の女性総理が就任した その初日、韓明淑総理との面談を要求して座り込みをしていたKTX女性乗務員 が強制連行され、多くの女性労働者が失神して病院に運ばれたのは残念」 と明らかにした。

公務員労組は「韓国鉄道公社と鉄道流通は、KTX乗務支部の不当行為の是正要 求に解雇で対抗し、正当なストライキに対して拘束と手配を続け、ついに4月 13日、一方的な解雇通知を送り、破局に駆け上がっている」と批判して、「政 府がKTX女性労働者の命がけの闘争を見捨てず、韓国鉄道公社という公企業の 不当労働行為と不法派遣疑惑に積極的に乗り出して解決しろ」と要求した。

2006年04月20日18時13分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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