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セジョン病院使用側、不当労働行為相変わらず

裁判所判決にもかかわらず、 交渉回避、暴力行為を継続

イコンマム記者iliberty@jinbo.net

6日、外部の警備員がストライキ組合員の服を刃物で切る

用役警備に刃物で切り裂かれた組合員のジャンパー/保健医療労組セジョン病院支部

3月21日、仁川地方法院富川支院は、セジョン病院に対して△ストライキ組合 員への職場閉鎖を解除、△団体交渉に応じること、△病院私の印刷物を配布し たり争議行為参加を呼び掛け、説得する行為を妨害しないこと、△院務と後方 病院ロビーでの占拠行為を妨害しないことなどを決めた。だが、セジョン病院 側は、労組に対する暴力行為を止めない。保健医療労組によれば、6日に使用 側が雇った警備員と救社隊がストライキ組合員のピケと宣伝物を壊したうえ、 用役警備がカッターナイフを持って現れ、ストライキ組合員の服を切り付け、 着ていたジャンパーが5ヶ所も裂けるという事件が発生した。

セジョン病院使用側は裁判所の仮処分決定後25人の用役警備のうち10人だけを 残して解約したと明らかにしたが、保健医療労組によれば使用側はむしろ最近 用役警備を18人に増やしており、裁判所の仮処分決定に違反して相変らず労組 活動の妨害と日常的な監視、暴力行為などを行っている状況だ。これに対して 保健医療労組は「広報活動と病棟巡回などの基本的な労組活動を妨害するのは 明白な不当労働行為であり、裁判所の仮処分決定に対する違反行為」と指摘し、 「組合員が行く先々に付いて回り、監視して撮影するストーカー行為は、労組 活動の妨害行為であり、人権を蹂躙する犯罪行為だ」と主張した。

チャムセサン資料写真

労組破壊専門家と言われるキムドンギ経営本部長が使用側交渉代表に

また裁判所が「病院側は決定から10日以内に交渉に臨め」と決定をした後、労 組側は事態の早急な解決のために「集中的に毎日交渉」を要請したが、病院側 は週1回の交渉に固執して交渉に参加していない。7日に開かれた交渉では労組 破壊の専門家と言われるキムドンギ経営本部長が使用側代表として参加したが、 交渉から15分で一方的に交渉場から出て、交渉ができなかった。

セジョン病院支部は「暴力行為をあおる蛮行を犯したキムドンギ本部長は交渉 代表になれない」とし、「セジョン病院実質的代表者、朴ヨングァン理事長が 交渉代表に出ること」と「暴力事態主犯のキムドンギ本部長を即刻処罰するこ と」を要求している。

保健医療労組、「政府は特別勤労監督と家宅捜索を実施せよ」

こうした事態に対して保健医療労組は「労働部は、セジョン病院で行われてい る外注チンピラの暴力行為を中断させ、労働争議現場の外注チンピラ根絶対策 を用意することを強く要求する」とし「盧武鉉政府はセジョン病院への特別勤 労監督と押収捜索を実施し、暴力的な労組弾圧と不法不当な労働行為を指揮し ている労組破壊専門家のキムドンギ経営支援本部長の拘束処罰」を要求した。

2006年04月10日18時29分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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