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民主労総、ゼネスト中断

国会日程にあわせて行く 闘争に批判も

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net

民主労総、「4月の臨時国会の日程に合わせてゼネスト闘争」

民主労総が2月28日から行っていたゼネストを中止した。これは非正規関連法 案が3月2日の本会議通過が霧散したことにより決まったもの。民主労総は3日 午前、記者会見を行い、「民主労総は2月28日から行っていたゼネストを一時 留保し、4月の臨時国会の日程に合わせて、80万全組合員が参加するゼネスト 闘争を展開する」と明らかにした。

3日午前の民主労総記者会見/民主労総

民主労総は非正規法案に関し「政府は核心論議の的である期間制理由制限と派 遣制現行維持などを解決せず、不法派遣には形式的なそぶりに終わっている」 とし「深刻な争点が残っているのに、長い時間がたったという理由で一方的に 資本偏向の法を強行処理しようとするのは、民主主義を蹂躙する暴挙に該当す る」と強く批判、4月の国会処理を必ず阻止するという意志を表明した。

クグォンソ全非連議長、「改悪法撤回ではない労働基本権争奪闘争で」

しかし民主労総の今回のゼネスト留保は、国会の日程にあわせる闘争の反復と いう批判は免れがたい。クグォンソ全国非正規労組連帯会議(全非連)議長は、 「一言で残念だ」とし「20万人が参加した今回の民主労総のゼネスト闘争は、 それだけ非正規職問題が実質的な要求だったという反映だが、成果が出ないで いるのが残念だ」と評価した。

また、連続するゼネスト宣言と国会前闘争にも明確な成果が見られないことに 対してクグォンソ全非連議長は「現問題を労働基本権争奪の問題と見ず、改悪 案の撤廃に遡及させるためでもありそうだ」とし、「これから進められる労使 関係ロードマップ問題も、労働基本権の問題だと思うが、現在の非正規関連法 案の争点を労働基本権の問題に近付けて、一年を貫く闘争にすることが必要だ」 と伝え、民主労総のゼネスト留保に対して残念さを示した。

全非連は対国民宣伝戦などの闘争計画を確定し、継続的な闘争を進行する予定 だ。

チョジュノ委員長、「鉄道が解決しなければゼネスト闘争で援護支持」

一方、民主労総は進行中の鉄道ストライキに対しても支持援護することを明ら かにした。民主労総は『鉄道ストライキ支援指針』を出し、週末に全国的に決 意大会を開く予定だ。チョジュノ民主労総委員長は「今の条件では鉄道労使間 の対話と交渉が必要なのでひとまずゼネストを留保したが、対話が破局に向か えば即刻ゼネスト闘争で鉄道労組を援護、支持する」と話した。

また、イヘチャン国務総理が鉄道労組がストライキを開始した日にゴルフをし ていた事実に対して「鉄道労働者が非正規職問題解決、解雇者問題解決を要求 して、自分の身を削るストライキに入ったのに、国務総理という者は資本家ど もとゴルフをして喜々とするのを見て、込みあがる怒りを禁じる得ない」と非 難した。

2006年03月03日14時43分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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