96年労改闘再燃か

2日、民主労総完成車労組・民主タクシー連盟などが 追加ストライキ突入

2日に予定された民主労総のゼネストは、10万3千人あまりが参加した先月28日 のゼネストよりも参加人員が増える展望だ。特に96年12月労働法改悪案阻止の ゼネスト以後、民主労総の歴史上最も多くの組合員がストライキに参加するの かが注目される。

1日現在、民主労総および各連盟、単位労組を通じて把握された2日のゼネスト 参加事業場を見ると、28日のストライキに参加した現代車労組と起亜車労組が そのまま全面ストを続けることはもちろん、拡大幹部ストライキだけをしてい た双龍車労組とGM大宇車労組も含む完成車4社労組がすべて全面ストに参加す ると発表されている。

また初日のストライキに2万5千人が参加した金属労組を含み、組合員7千人の 大宇造船労組もストライキ参加が確実視されている。この場合、金属連盟所属 の事業場だけでも2万人以上がストライキに追加で参加することになる。

鉄道労組1万7千人も1日に全面ストに突入し、民主タクシー連盟もその後に続 くものと展望される。民主タクシー連盟は2日の民主労総ゼネストと関連して、 全組織に車両動員令をおろした状態だ。

また先月28日のゼネストに参加できなかった事業場の一部では2日ゼネストに 追加で合流することを方針に定めたが、事業場内部の労使関係などを考慮、ス トライキ当日までストライキ指針などを公開していない。特にこれらの事業場 ではストライキに突入すると相当な影響もある組織があると言われる。

したがって、96年の労働法改悪案阻止ゼネスト以後、最多の組合員が参加する 可能性もあると展望され、2日の民主労総ゼネストは非正規職法強行処理で作 られた労政葛藤局面の峠になるものと見られる。

民主労総は去る96年12月、整理解雇と派遣制などの労働法改正案が国会で奇襲 通過すると、40日あまりの間、延べ人数で400万人が参加する政治ゼネストを 行い、一日ゼネストの参加規模は最大30万人に達した。だがその後は2004年 11月の非正規職法改悪案阻止ゼネストに15万7千余名が参加したのが最大規模 で、昨年12月1日と2日の非正規権利保障立法争奪ゼネストにはそれぞれ6万人 と2万人の組合員の参加に終わった。

金ハクテ記者tae＠labortoday.co.kr

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)

今日もゼネスト、法案通過すれば無期限

民主労総10万3千人ストライキ、 参加者は増加

非正規法案の国会環境労働委通過に反発して先月28日からゼネストを繰り広げ ている民主労総が、2日もゼネストを行う。民主労総はまた、2日に非正規職法案 が国会法司委と本会議を通過すれば、無期限ゼネストに突入する方針だ。

チョジュノ民主労総委員長は1日に開かれたゼネスト勝利決意大会で「3月2日 定時に出勤し、午前10時からゼネスト闘争に突入する」というゼネスト指令 3号を発表した。チョ委員長はまた「全事業場では午前中にゼネスト出征式を終え、 午後は地域別ゼネスト集会に参加した後、街頭行進と抗議闘争を強力に展開する こと”を疲れることでおりた。

昼休み以後にゼネストに入ることが多かったこれまでの民主労総の闘争事例を 見ると、闘争の程度は多少強いと見られる。

2日のストライキには先月18日にストライキに突入した現代車、起亜車労組、 金属労組などに加え、大宇造船労組、GM大宇車労組などの金属連盟事業場が ストライキに入る予定だ。また1日にストライキに突入した鉄道労組をはじめ、 保健医療労組、民主タクシー連盟などもストライキに参加することが確認され ている。

民主労総は2日の国会法司委と本会議の状況により、以後の闘争計画を決める 予定だ。民主労総関係者は「もし2日の国会で非正規職法案が通過すれば、無 期限全面ストに突入するほかはない」とし「この方針はすでに内部で確認され ており、具体的な戦術決定だけが残されている」と説明した。したがって法案 が2日の国会本会議で通過すると、民主労総は27日に続いてまた闘本代表者会 議を開き、無期限全面ストのための戦術などを議論する可能性もある。

なお民主労総は先月28日午後1時からゼネストに突入して、現代自動車労組、 起亜自動車労組など金属連盟10万人余りを含む108の事業場から10万3千人が ストライキに入った。また先月28日と1日、全国で同時多発でゼネスト闘争 勝利決意大会が開かれた。

金ハクテ記者tae＠labortoday.co.kr 2006-03-02午前10:53:36入力(c)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)