「非正規職すべてを殺す盧武鉉大統領は即刻退陣せよ」

28日国会前で 全非連闘争宣言式

イコンマム記者 iliberty＠jinbo.net

「死んでも盧武鉉を大統領と認められない」28日、国会前では非正規職労働者 の怒りの叫び声が響きわたっている。全国非正規労組連帯会議(全非連)は午後 1時から『2006年非正規闘争宣言式』を開き、「親財閥、親資本政権の盧武鉉 大統領は即刻退陣しろ」と要求した。

クグォンソ全非連議長/クォンフェスン記者

全非連のクグォンソ議長は「非正規職労働者たちを死の奈落に突き落とす法律 を通過させて、何の非正規職保護か」と昨日、かっぱらいで通過した非正規関 連法案を強く批判した。続いて「憲法を遵守すると宣言して大統領になった 盧武鉉大統領は、非正規職労働者の労働三権を踏みにじり、憲法を破った」 とし「死んでも盧武鉉を大統領とは認めない」と即刻退陣闘争に出ることを訴えた。

民主労総のイテヨン副委員長も「どこもかしこも今では非正規職だ。人が生き られる世の中ではない」と政府を非難し、「もうこれ以上挫折せず、世の中を ひっくり返そう」と叫んだ。

クォンフェスン記者

「非正規職の保護は、労働三権を認めること」

今回の非正規関連法案の議論で、特殊雇用労働者への議論が全く形成されてい ないことに対する批判も続いた。全国学習誌産業労働組合のソフンベ委員長は 「保護すべき非正規職はすでに850万人だ。政府はさらに非正規職を作り、保 護するというおかしな話をしている」と話し、「非正規職労働者を最小限保護 することは彼らの労働三権を認めることだ。自らの雇用条件を改善できるよう に、労組活動を保障することだ」と、特殊雇用労働者の労働三権を保障しない でいる政府を強力に糾弾した。

現在、不法派遣が認められたが相変らず闘争を続けているキリュン電子の労働 者からの発言も続いた。キリュン電子分会のキムソヨン分会長は「不法派遣が 認められれば当然正規職になるものと思った。しかし現実はそうではない」と し、「昨日、雇用擬制ではない雇用義務で法案が通過したのを見て、うちの 社長がどれほど喜んだかと思った。誰が義務事項でもないのに、不法派遣だ からと正規職に雇用するだろうか。社長は正規職に雇用しないために2年に なる前にクビ切りをするのに、どうすれば2年後に正規職になれるのか」と 怒りの声を放った。

クォンフェスン記者

この日の集会では、アニメーション労組のユジェウン委員長が怒りを込めた絵 を描いてかけることもした。

集会の参加者は、『宣言式決議文』で「韓国の非正規職労働者は2006年2月27 日を決して忘れないだろう」と宣言し、「850万の非正規労働者の生存を崖っ ぷちに追いやり、1500万の労働者全体を非正規職にしようとする盧武鉉政権を 権力の座から引き下ろす。財閥の下手人になった保守政界を韓国から一掃する ことが非正規職労働者の歴史的義務だ」と明らかにした。国会前の全非連集会 の後、3時からは民主労総のゼネスト集会が進められている。

「起業に良い国、労働が絶望の国」

一方、労働市民社会団体も非正規関連法案の通過に対する立場を出した。労働 市民社会団体は「盧武鉉政権は詐欺政権だ」と叫び、「環境労働委で処理され た非正規法案は、幾度も話したように非正規職を拡大し、差別是正の効果はな い『二極化深化法案』だ」とし「今、起業に良い国、労働が絶望の国へと、さ らに一段アップグレードした」と非正規法案通過を批判した。

続いて「国会本会議で非正規改悪案が通過したら、その後の破局的状況のすべ ての責任は盧武鉉政権とヨルリンウリ党、ハンナラ党にある」と警告し、 △非正規法改悪案処理即刻中断 △暴力的常任委処理、ヨルリンウリ党とハンナラ党は国民の前に謝罪 △非正規職権利保障立法即刻実施 を要求した。

2006年02月28日14時36分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)