本文の先頭へ
韓国:公共連盟、ゼネスト決意大会
Home 検索

「公共労働者を中心とする11月ゼネストを」

公共連盟、ゼネスト決意大会を開き 11月ゼネストの組織化に拍車

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年10月30日9時45分

「ゼネストの先頭に公共連盟が」

11月ゼネストの賛否投票を16日から行っている公共連盟は、28日にゼネスト決 意大会を開き、11月ゼネスト組織化に拍車を加えた。この日の集会には2000人 あまりの公共部門労働者が参加した。

28日に光化門で開かれた公共連盟ゼネスト決意大会で、公共連盟のヤン・ギョ ンギュ委員長は「韓国の850万の非正規職労働者と民主労組は、公共連盟がゼ ネストの先頭に立つことを願っている」とし「非正規職撤廃、労使関係ロード マップ粉砕、韓米FTA反対! こうした多くのスローガンを、今、本当に望むの でなければ叫ぶのをやめよう」と語り、11月ゼネスト組織化に最善を尽くすこ とを宣言した。

激励のあいさつをしたチョ・ジュノ民主労総委員長は「11月ゼネストは、これ までの金属中心のゼネストを越え、実際に政府を止める公共労働者の闘争で作っ ていこう」とし、「今回のゼネストは、誰ががんばったのかではなく、誰がや らなかったのか、誰が頑張らなかったのかを確認しよう」と述べた。

鉄道、社会保険、非正規職、それぞれ決意大会を開催

この日の集会は、駅で鉄道労働組合がソウル、社会保険労働組合が光化門で、 公共部門非正規職労働者は乙支路のフリョノン公園で集会を終え、共に集まり、 決意を新たにした。

ソウル駅で開かれた鉄道労組決意大会で、キムヨンフン鉄道労組委員長は「鉄 道公社は、われわれには1年に二回もストライキは出来ないという間違った判 断で無誠意な賃金交渉を続け、合意を守らなければ、鉄道労働者の底力をはっ きりしることになる」と警告した。現在、鉄道公社はKTX乗務支部に関する問 題を無視しているばかりか、3月1日の鉄道労組のストライキで作られた合意も 守らずに300人ほどの組合員が重懲戒を受け、150余億ウォンを仮差押さえして いる状況だ。

鉄道労組は決議文で「交渉で受け入れられないと叫ぶだけの連中に鉄道を任せ ることはできない」とし、11月ゼネストに連帯することを宣言した。

乙支路訓練院公園で開かれた公共部門非正規職労働者大会には、全教組、公共 連盟、全国公務員労組、保健医療労組に所属する公共部門の非正規職労働者が 共に切り開くと語った。

キム・テジン公共連盟副委員長は集会で「盧武鉉政権は非正規職の涙を拭う手 ではなく、非正規職労働者を殺す悪魔の手だ」と批判し、「絶えず労働者を分 裂させる盧武鉉政権に対し、われわれは階級的産別で対抗しよう」とし、「非 正規職労働者の力強い闘争で社会公共性を強化しよう」と声を高めた。

この日集まった公共部門の労働者たちは、決議文を通して「盧武鉉政権は見か けばかりの公共部門非正規職対策で非正規職を拡大再生産している。核心と周 辺の論理で労働者の内部を分断させている」とし「未熟な者が人を捕えるといっ た盧武鉉政府が振り回している新自由主義の刃に引続き対抗できない」と述べ、 △公共部門の民間委託・外注外注の中断、非正規職撤廃、△労使政野合の労使 関係ロードマップ粉砕、必須共益事業場制廃止、△韓米FTA交渉阻止、△公的 年金改悪反対、△公共機関支配構造民主化、△労災保険法全面改正を要求した。

一方、公共連盟はイヨンソク烈士3周年をむかえて、建設産業連盟土木建築協 議会にイヨンソク労働者賞を授けた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-04 03:21:03 / Last modified on 2006-11-04 03:21:07 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について