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蔚山プラント多者交渉、使用側の拒否で決裂

27日、労働者大会・蔚山連帯ゼネストなど、労政の激突を予告

ムンヒョング記者

蔚山プラント労組に対する政府の公安的対応に反発した労働界は、27日の 全国労働者大会と地域連帯ゼネストを予告しているが、多者間交渉が 使用側の拒否で決裂し、今後、労政間の衝突は避けられないものと見られる。

25日に始まった蔚山プラント労使・蔚山市・市民団体協議会の多者間交渉は、 26日午前3時、会議を中断した後、午前11時に再開されたが、使用側が労働界の 譲歩案を拒否したことで午後2時45分、最終的に決裂した。

労組側の集団交渉の要求に対して使用側は、専門建設業者別に個別に交渉をす るよう要求したが、労組は「今年は多者間交渉で合意して、来年から集団交渉 をしよう」という譲歩案を出したが、拒否された。

労組側は交渉の意志がないものと判断して、先に席を立った。

交渉に参加したプラント労組協議会のペクソックン議長は「今年は集団交渉を しないという譲歩案を出したのに、使用側は全く立場の変化を見せなかった」 とし、「労組員が1・2か月、短い場合は10日単位でさまざまな会社を移動して 働いているのに、個別交渉をするというのは現実を無視している」と使用側の 態度を非難した。

交渉主導者は労組認定・就職妨害禁止・賃金及び勤労条件など6つの議題を 確定するなど、順調に対話を進めようとしたが見えたが、結局使用側が プラント業界の特性上、不可能な個別交渉主張を曲げなかったため原点に戻った。

蔚山プラント労組事態と関連した多国間交渉が決裂したことで、27日を基点 として労政間の激しい衝突がおきる可能性が高まっている。民主労総は27日、 蔚山で全国労働者大会を予定しており、蔚山地域本部は同日、連帯全面ストに 突入する計画だ。

一方、警察庁のホジュニョン長官はこの日の午前、蔚山を訪問して「最近は 平和な集会が定着しているが、蔚山建設プラント労組だけは唯一不法な暴力デモ の様相を帯びている」とし、27日の全国労働者大会に関して「不法暴力デモ には厳正に対処する」と述べた。

2005年05月26日16時26分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-26 19:55:42 / Last modified on 2005-09-05 08:16:46 Copyright: Default

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