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早ければ25日にも蔚山プラント多者間交渉

蔚山市、当事者招集…ストライキ事態、解決の糸口つかめるか?

多者間交渉は、2ケ月以上進められている蔚山建設プラント労組のストライキ 事態の解決のいとぐちを開けるだろうか。

今回の交渉を主導した蔚山地域の9つの市民社会団体と蔚山市庁は使用者側が 多者間交渉に参加する意思を表し、労働界もまた、交渉が開催されれば議論に 参加する意思を表明した。早ければ25日午後に挨拶が可能なものと見られると 24日に明らかにした。

多者間交渉に参加するのは、使用側から蔚山市工場長協議会、12の専門建設業 者総務団、蔚山商工会議所、労働界からは民主労総蔚山本部、建設産業連盟、 蔚山建設プラント労組、そして蔚山市庁と市民社会団体、蔚山経済人総連だ。

蔚山市民社会団体の関係者は「蔚山市が25日午前中に今回の多国間交渉に対す る立場を表明して、早ければこの日の午後にも交渉テーブルを招集するだろう」 とし「協議案を議論する前に、労使双方が何としても多者間交渉の枠組を維持 するという基調を確認した後、議論を始めなければならない」と明らかにした。

これは集団交渉、個別交渉で労使双方の立場がするどく対抗し、団体協約締結 の交渉がたった一度も開けなかったことを勘案し、蔚山建設プラント労組のス トライキがこれ以上拡大するのを防ぎ、今回の事態を解決しようという当事者 の責任ある意志を見せようということ。

一方、これまで蔚山建設プラント労組のストライキに「法と原則」を適用し、 政府に強硬対応を要求していた蔚山市と蔚山市工場長協議会、蔚山商工会議所 などが多者間交渉に参加した背景にも関心が集まっている。

これに対して蔚山市民社会団体側の関係者は「蔚山市では、来る27日に開かれ る国際捕鯨委員会(IWC)総会などの国際行事を控えて27日の民主労総全国労働 者大会などで、行事に支障がおきかねないという憂慮が作用し、事態の解決に 乗り出したのではないか」と分析した。

しかし労働界の一角では、蔚山市と使用者側が事態解決にたつのではなく、 極限方式で進められている労組のストライキを「労使交渉」ではない 「多者間対話」の枠組を利用して無力化しようしているのではないかという 解釈も出ている。

マヨンソン記者 leftsun@labortoday.co.kr

2005-05-25午前8:23:30入力(C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-26 00:39:41 / Last modified on 2005-09-05 08:16:45 Copyright: Default

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