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LNJ Logo 韓国:蔚山建設プラント労組の三歩一拝デモ参加者を警察が連行
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News Item 20050523ulsan0
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〈4信〉「警察、きちんと考えているのか」

民主労総、連行組合員全員釈放を要求、警察庁前無期限野宿籠城に突入

非正規労働法共同対策委員会主催で「蔚山建設プラント労組組合員全員釈放」 を要求する記者会見が午後6時30分、警察庁前で開かれた。〈写真〉

イスホ民主労総委員長、オジョンニョル全国連合議長、イヨンスン民主労働党 議員、金世均民教協代表をはじめ、民主労総各連盟の幹部と市民社会団体関係 者およそ50人の参加で進められたこの日の記者会見で、参加者は「平和に三歩 一拝を行っている組合員600人に対し、暴力的に全員を連行するという暴挙を 行なった」としながら「表面では協力的労使関係の構築を話しながら、実際に は対話を要求する労働者に暴力で対抗することが本当に参与政府の労働政策な のか問わざるをえない」と糾弾した。

*(C)毎日労働ニュース チョンギフン*

彼らはまた「連行を指示した検警の関係者を処罰して、連行された組合員を直 ちに釈放すること」を要求し、「団体交渉を望む非正規労働者の最小限の要求 に相応して政府主導で労使間対話を斡旋すべき」だと述べた。

この日の緊急記者会見に参加した参加者は「警察は正しく考えているのか、今 は第5、第6共和国なのか」とし、合法的集会に全員連行を命令した警察庁を強 く非難した。

オジョンニョル全国連合議長は「いったいどこに『お手洗を建ててくれ』と言っ て最小限の要求をする労働者を踏みにじり、連行できるのか、自分たちの組合 員を出せと坐り込みをしている民主労総委員長を、どうして投げつけることが できるのか理解できない」とし、「これが警察なのか、これが大韓民国で起き ることなのか」と憤痛を示した。

キムソンフィ非正規労働センター所長も「既に政府の改革は虚像だという事実 が証明された」とし「非正規立法案と非正規労働者への弾圧が、盧武鉉政権の 実際の姿だ」と主張した。

最後にイスホ民主労総委員長は「本当にあまりにも悔しく、歯ぎしりしている。 蔚山もここでも、何だ。70余日間、生存権保障を要求してストライキをしてい る労働者たちの要求に、政府はとんでもない暴力と無視で一貫している」とし、 「高空籠城、削髪、無期限ハンストで叫ぶ彼らに対し、警察は全員連行という 暴挙を行った」と糾弾した。

午後7時30分現在、民主労総の各所属連盟幹部と組合員が警察庁前に集まって おり、民主労総は組合員全員が釈放されるまで無期限の籠城を行う計画だ。

一方、この日の三歩一拝集会は、ダンプ連帯の名前で集会申告し、警察はダン プ連帯集会に蔚山建設プラント労組組合員が参加したという理由で今回の集会 を不法集会と規定、参加組合員を全員連行した。

〈3信〉警察庁前に連座デモ中、人道に押し出される

民主労総イスホ委員長など5人役員「連行者を釈放しろ」

蔚山建設プラント労組組合員全員連行に抗議するために、民主労総の役員陣が 警察庁抗議訪問を行っている。

23日午後5時30分頃、西大門にある警察庁に到着したイスホ委員長、カンスン ギュ首席副委員長、オギルソン副委員長、キムジイェ副委員長は直ちに警察署 の入口で「警察庁長官が連行者全員釈放約束をしなければこの場から一歩も動 かない」とし、座り込みに突入した。

*(C)毎日労働ニュース チョンギフン*

10分ほど続いた座り込みで、警察は歩道に上がるように要請、役員陣は100人 あまりの警察に押されて歩道で座り込みを続けている。

一方、民主労総の座り込みの知らせを聞き、民主労総幹部と民衆連帯、民主労 働党などは、西大門警察庁に続々と到着している。

〈2信〉民主労総役員陣、警察庁前座り込みで「蔚山プラント連行者全員釈放」要求…6時から集会予定

三歩一拝を行った蔚山建設プラント労組組合員600人あまりが全員警察に連行 されたことで、民主労総の全役員が西大門警察庁前で座り込みを行う等、緊迫 した動きになっている。

三歩一拝をしていた労組員と建設産業連盟の関係者も、全員が連行されたとい う情報が伝えられると、民主労総はこの日の午後3時30分頃から連行組合員の 所在把握を始めて、役員陣を中心とする警察庁抗議訪問と集会を決定した。

*(C)毎日労働ニュース チョンギフン*

続いて民主労総は、イスホ委員長とカンスンギュ首席副委員長など、5人の役 員は、午後5時30分から西大門警察本庁前で連行者全員の釈放を要求して座り こみをしている。この席では午後6時から全国民衆連帯次元の集会と記者会見 も予定されている。

民主労総はまた緊急声明を出し「平和な三歩一拝の行進を連行で弾圧した検察・ 警察の責任者を処罰して、連行された労働者全員を釈放すること」を要求した。 続いて「もし、このような弾圧行為を撤回しなければ、5月末の全国労働者大 会を基点に強力なゼネスト闘争で対抗することを明らかにする」と述べた。

ナムグンヒョン委員長が連行された建設産業連盟も、同じ時間に委員長が連行 された中浪警察署前で抗議訪問を行う予定だ。

一方、民主労総によると、この日連行された蔚山建設プラント組合員582人が 江南、九老などソウル地域の28の警察署に分散収容されている。

〈1信〉三歩一拝、蔚山建設プラント労組参加者連行

現在ソウルの各警察署に移送中

ソウルに上京し、大学路のマロニエ公園から大統領府まで、三歩一拝をしてい た蔚山建設プラント労組の組合員に対して警察が不法集会を理由に全員を連行 した。〈写真〉

23日午前、ソウルに来た蔚山建設プラント労組組合員およそ600人は、この日、 ソウル鍾路区にあるSK本社前での記者会見を皮切りに、上京闘争日程を始めた。 記者会見を終えた彼らは直ちにソウル大学路のマロニエ公園に移動し、この日 の午後1時から全組合員が参加する大規模な「三歩一拝」の行事を行おうとし たが、警察がこれを阻止したことで摩擦が生じた。

*(C)毎日労働ニュース チョンギフン*

午後2時頃、略式集会を終えた組合員は、マロニエ公園から大統領府方面へと 「三歩一拝」を始めたが、組合員全員がマロニエ公園を出たのに警察は全員連 行を指示した。

この過程で、建設産業連盟の関係者も全員連行されたものと知らされた。

一方、連行者は九老警察署などソウルあちこちの警察署に移送されている。

マヨンソン キムハクテ記者 leftsun@labortoday.co.kr

2005-05-23午後3:00:24入力/2005-05-23午後8:13:16修正(6次)(C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-23 23:46:47 / Last modified on 2005-09-05 08:16:45 Copyright: Default

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