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ダンプ連帯同調ストライキ拡散..首都圏80%で工事が中断

2・3日政府との交渉進展なく、長期化の可能性も

ムンヒョング記者

ダンプ連帯のストライキが4日目をむかえた中で、初日のストライキに突入し た1500人以外にも同調ストライキが急速に広がり、ソウルと首都圏でだけ 約1万台(計2万5千余台)がストライキに賛同したという。

これにより、ソウル・首都圏の80%に該当する工事現場が中断している状態で、 工事の現場の他にも75%以上の首都圏の砂を供給する仁川沿岸埠頭をはじめ、 骨材場、野積場などが主要資材供給を中断している。

ダンプ連帯は先月28日記者会見で、「ダンプ連帯1500の労働者がストライキに 突入すれば50%以上のダンプ運転手労働者が同調ストライキに突入する」と発 表した。このような同調ストライキの結果に対してダンプ連帯側は、「ダンプ 労働者たちが生活の瀬戸際に立っている現実を見せた」と評した。

政府、労組要求に同意しながらも具体的代案はなく

政府との交渉は、特別な進展を見せておらず、ストライキは長期化する展望だ。 ダンプ連帯は2日と3日に財政経済部建設・交通部と相次いで面談を行ったが、 政府は原論的な答弁だけで具体的な対策を出さなかった。

現在、ダンプ連帯は△最小限の生計維持のための燃料価格補助金支給 △不当過剰積載指示使用者処罰 △不法多段界構造に対する対策作り を要求している。

建設・交通部では、「過剰積載を指示した使用者を処罰し、本質的な問題を解 決する方向」に同意しながらも具体的な案が準備できないと伝えられた。燃料 価格補助に関し、建設・交通部はその必要性を認めながらも、「追加で燃料価 格が上がると、これを工事原価に反映して建設・交通部が業者に補助する方式」 を提案した。

労組は、不法な多段界下請け問題が解決できない状況で、これには実效性がな いばかりか、補助金をめぐる不正を産むという立場だ。それならいっそ燃料価 格補助を撤回するほうがましだという。

しかし既に貨物労働者に対する燃料価格補助の先例があり、ダンプ連帯-政府 との交渉は急進展する可能性もある。またダンプ連帯は来週の月曜日と火曜日 に相次いで建設協会・専門建設協会そして現場企業等と交渉を行う予定だ。

ダンプ連帯は4日に声明書で「高騰する燃料価格と多段界構造による未払賃金、 過剰積載の全く同じ被害者であるダンプ運転手をむしろ処罰する不合理な法制 度により、ダンプ労働者は平均3800万ウォンの負債を負い、1/4が信用不良者 に転落する瀬戸際の現実に立っている」とし、「ダンプ連帯の要求が貫徹され るまで同調ストライキは一層拡大する」と述べた。

2005年05月04日17時10分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-06 00:57:19 / Last modified on 2005-09-05 08:16:44 Copyright: Default

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