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韓国:労働関連法案に反対して国会前で集会
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韓国労総・総力闘争決意大会を開催

イヨンドゥク、 「環労委委員長に公式な対話の枠組を要求する」

テント籠城拡大、30日最低賃金集会を予定

ラウニョン記者 hallola@jinbo.net

11月29日、国会環境労働委員会の全体会議が開かれる国会前では、 各労総の闘争大会で一日が始まった。 この日は韓国労総が「ヘチャン闘争」と呼ぶ 幹部組合員総力闘争決意大会で始まった。

汝矣島公園内でのテント籠城15日目を迎える韓国労総は、今日の11時頃に 「派遣法公務員労組法退職年金制国会処理阻止総力闘争決意大会」 を開催し、500人の所属組合員と 「闘争を避けているという汚名を返上し、最後まで闘おう」と 闘争の意志を高めた。

また韓国労総は、この日の集会で、 夕方から韓国労総会員組合、市道地域本部、支部代表者の全員が 汝矣島テント籠城に参加する等、籠城の程度を高め、 11月30日午前11時30分には果川総合庁舎前で 「最低生計費現実化要求集会」を開催すると明らかにした。

一方、韓国労総のイヨンドゥク委員長は同日午後1時30分、 国会議員会館でイギョンジェ環境労働委員会委員長と会うと伝えられた。 これについて韓国労総は「環労委委員長との会談で、 労働界が反対している労働関連法案を国会が一方的に通過させず、 労働界、経営界、政府などの当事者による充分な対話と討論で処理すること、 そのための公式的な対話の枠組を作ることを要求する」と述べた。

2004年11月29日13:01:23

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[高空籠城3日]「あの同志たちがゼネストの旗だ」

28日、国会前高空籠城支持集会が開かれ、 寝袋搬入など座込み場は安定した状態

チェハウン記者

「非正規改悪案撤回、非正規職権利立法争奪」を要求する4人の非正規職労働者が 国会敷地内のタワークレーン高空籠城に突入して3日目になる28日、 国会前では110人ほどの労働者の参加で高空籠城支持集会が進められた。

現代重工業社内下請け労組のチョソンウン委員長は 「民主労総指導部が6時間の部分ストで下ろしてしまったゼネストの旗を 生かすために、あの同志たちがタワークレーン上にいる」とし、 「あの同志たちがあげたゼネストの旗を生かそう」と訴えた。

現代自動車峨山社内下請け支会のクォンスジョン支会長は 「私たちの上にいる同志たち、たったひとりでも無事に 降りてくることができなければ、私が死ぬ」とし、 「国会と手を握り、もの乞いをするのではなく、 堂々と私たちの権利を勝ち取らなければならない」と要求した。

歌公演のために舞台に上がったリュグムシン労働歌手はしばらく涙を流し、 歌を始めることができなかった。 リュグムシン労働歌手は「何故こんなに悲しいのか、わからない。 溜息、涙、憤怒だけ」と涙声で話し、 「いつも解雇と拘束、袋叩きの中で凄絶にここまで来た非正規職労働者たちの 先導的な闘争に対して、他の同志たちが連帯闘争で答えなければならない」 と強く主張し、派遣法撤廃歌を歌った。

1時間程の集会を終えた参加者は、高空座込み場が見える国会東門の反対に移動して 高空籠城者等の名前を連呼して手を振り、安否を伝えて集会を終えた。 その後、2時に宗廟で行われた 「明洞聖堂移住籠城団解団式及び雇用許可制争奪決意大会」に参加するために 汝矣島を離れた。

高空籠城の間、全国非正規連帯会議(準)は毎日午後2時と7時に 高空籠城支持集会を国会前で開く予定だ。 非正規連帯会議はこの日の午後4時に代表者会議を開き、 29日の民主労総闘本代表者会議に参観して高空籠城について 民主労総次元の高空籠城連帯などを要求することを決定した。

一方、タワークレーンに上がっている労働者のうち、 キムギョンジン委員長が風邪気味という以外は概して健康な状態で、 座込み場は安定していると全国非正規連帯会議側は説明している。 籠城2日目の27日夜11時頃に寝袋と暖かい水が座込み場に搬入され、 外部との連絡手段である携帯電話の充電も、天候が回復したことにより 太陽光発電で可能になるものと見られる。

2004年11月29日12:59:49

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民主労総幹部決意大会「環労委の結果を鋭意注視」

500余組合員、今日国会前終日14ケ主題別集会進行 夕方7時闘本会議予定、環労委結果によって戦術決定するもよう

ラウニョン記者 hallola@jinbo.net

非正規法案阻止のために、環境労働委員会議全体会議に合せた29日、 闘争の広場が開かれた。韓国労総決意大会の直後に開かれた 民主労総の29日総力闘争決意大会は、600余民主労総所属幹部労働者が集まり、 12時から始まった。この日の幹部大会は民主労総により2000人以上が参加すると 発表されたが、600名ほどの幹部しか参席せず、ゼネスト戦術の後退による 現場幹部の雰囲気を如実に見せた。

大会のあいさつをしたイスホ民主労総委員長は 「これまで傍聴闘争をしていて出てきたところだ」と語り、 「現在、段炳浩議員が代替立法案に関する全体討論が進行中で、 午後には労働部案の討論が行われる。 私たちの役員が支持、保護する意味で傍聴闘争をしている」と状況を報告した。

またイスホ委員長は「今朝、ヨルリンウリ党の党議長に会って意思を打診した。 暫定的に約束した事項を無視して強行すれば、 民主労総は12月2日からゼネストに突入せざるをえないと私たちの意志を伝えた」 と明らかにした。

イスホ委員長の大会のあいさつを最後に特別なプログラムも無く終わった。 この日の集会は、演説者だけで30余名に達し、 個別のプログラムも14主題別のマダン集会を連続的に進行する形で計画されている。

集会場所はこのあと国会前で12時からの集会に続き、 昼食後1時から私立学校改正に関する集会を始めとして午後の集会を始める。 1時30分からは公務員労働三権争奪と弾圧阻止するための決意大会を行い、 続いて3時頃から非正規立法案阻止するための集会、 4時頃には参加者全体がタワークレーン高空籠城が行われている現場に移動して 支持訪問を行う計画だ。

以後、米市場開放反対闘争、米軍基地移転に関するパンソン対策委集会、 FTA阻止とイラク派兵延長同意案反対集会、 最後に国家保安法撤廃集会と、この日の集会闘争が計画されている。 また5時30分からは傍聴闘争報告大会を進行して日程を終わる。

民主労総はこの日の環境労働委員会議論の結果により、同日7時以後に 戦術についての闘本会議を予定している。 環労委の議論結果が「法案延長」だという推測が乱舞する中で、 国会前の民主労総幹部は環労委の結果を鋭意注視して闘争を展開している。

2004年11月29日13:36:04

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民主労総決意大会後、高空籠城支持行進、激しい体当たり

民主労総再ストライキ強力要求、 非正規法案国会常任委難航

チェハウン記者

高空籠城4日目に入った29日、民主労総の 国会傍聴闘争と幹部上京決意大会が終わった午後5時30分、 全国非正規連帯会議、全労闘などを始めとする500余名の集会参加者は、 高空籠城が行われている非正規職労働者を支持する集会を開くために 高空座込み場が見える国会東門反対側に集結した。 この席で集会参加者は「民主労総のすみやかな再ストライキ突入」を強く要求して 高空座込み場に進入するために、しばらく警察との間で 激しい体当たりを繰り広げた。

「もう一歩だけ進みたい」

現代自動車民闘会のカンソンシン議長は 「総連盟の旗がこの席に見えない。 いつも闘争を控えて内部に少ない指導部らだったことが事実だ。 26日、29日、本当に覚悟して闘うつもりだった。 しかし指導部は6時間の部分ストというどうしようもない決定をした」とし、 26日の部分ストへの旋回を強く批判した。続いてカンソンシン議長は 「しかしこのまま座り込んでいるのか。 流出したゼネストの動力を必ずしっかりと立て直そう」と語り、 「蔚山でも同志たちとこの闘争を力強く組織する」と約束した。

「無気力に降りてくるために上がったのではありません」

続いて現代重工業社内下請け支会のチョソンウン支会長は 「あそこに私たちの同志をあげて、 既にわれわれは幕が下りたと思っていないだろうか」 と問いかけ、「あそこの同志たちは、こうして無力に降りてくるために 上がったのではない。幕が下りたのではない」と、もういちど、 民主労総の再ストライキ突入を要求した。またチョソンウン委員長は 「いつまでもやる必要はないと言うのか。 やる必要がなければ命を差し出さなければならない。 命を差し出しても諦らめた同志たちの胸に感動を起こさなければならない。 それだけが私の上にいる同志たちを生かす道だ」と強い闘争を訴えた。

一時間ほど進入を試み、自由発言などを行った彼らは、 その後夕方8時に進められる民主労総闘本代表者会議にこうした要求をもって 強い抗議と闘争を要求する計画だ。

一方、現在、国会環境労働委員会では非正規保護法案が法案小委員会に 渡されようとしているという話が伝えられている。 これに対して参加者は民主労総幹部決意大会が進められた国会前に待機して、 その後の民主労総の指針を注視している状態だ。

全労闘のチョドヌィ状況室長はこのような国会の環労委強行処理の兆しについて 「本当に気がおかしくなりそうだ。 国会の日程ではなく、自分達の日程のとおりに 民主労総が闘争を進めなければならないと何度も話した。 結局、こういうとんでもない状況が発生している」と慨嘆し、 「この後、民主労総の状況を見ながら民主労総がこれ以上あいまいで 守勢的な決定をしないように、今この席にいる同志が非常な決意をすべきだ」 と強調した。

2004年11月29日 18:39:37

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


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