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韓国:非正規労組もゼネストの先頭に
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非正規労組もゼネストの先頭に

非正規連帯会議緊急会議招集、 ゼネスト闘争戦術決定

代表者核心幹部拘束、解雇を覚悟した 頑強な闘争

チェハウン記者

全国非正規連帯会議(準)は8日に緊急代表者会議を開き、 現在の非常な時局に似合う非正規労組等のゼネスト闘争戦術を決定した。 前日、非正規連帯会議(準)は総力闘争本部チーム長及び 各単位戦術担当者までが参加した総力闘争本部闘争戦術企画会議を招集した。

緊急会議の招集は、現在の民主労組運動の 下半期ゼネスト闘争の準備の程度がまだ熱くなっていない状況を勘案し、 再度非常な闘争決意を集める時期という情勢認識を基礎になされた。

非正規労組代表者はこの席で 「非正規単位の躍動的な実践闘争でヨルリンウリ党占拠籠城以後、 多少弛緩した非正規単位の闘争動力を押し上げて、 ゼネスト闘争の雰囲気を上昇させる一方、 現在、公務員労働者に集中している政府とマスコミの攻撃を共に保護する」 という原則を確認した。

現在、非正規連帯会議に所属する非正規労組は、 ほとんどがゼネスト賛否投票を終え、ゼネスト参加を決定した状態だ。 非正規連帯会議は、民主労総のゼネストに最大限連帯することを基本に、 可能なゼネスト組織に死活をかけるが、 非正規労組が独自に駆使できるストライキ闘争として、 代表者と核心幹部の拘束と解雇を覚悟した闘争を決意している。

24日、全国非正規労組幹部のストライキを兼ねた上京闘争を配置し、 国会前で最小500名以上の非正規労組幹部が集結する 「派遣法撤廃、非正規権利保護立法争奪のための幹部決意大会」を開催し、 記者会見と幹部拘束決意式などを行う。 決意大会以後は、集会の参加者と非正規共同対策委員会、民主労総などが ソウルの全地域を網羅する大規模宣伝戦を行う計画だ。

また、95%の投票率に対して88%の賛成でゼネストを可決し、 去る4日の中央委でゼネスト突入時の車両上京闘争を含む 高強度闘争を決意した全国建設運送労働組合、 全国タワークレーン労組、全国施設管理労組など、 主力となる闘争単位を中心に「1労組1戦術」を決議した。 常時的な雇用不安の中で、ストライキがそのまま解雇、契約解約につながる 非正規労働者の構造的な困難の中でも、 各労組は一日ストライキ、年休ストライキ、幹部ストライキ、 出退勤闘争、昼食集会闘争、拠点籠城参加、散発的無断欠勤など、 単位の状況に合った多様な戦術を決意した。

特に、不法派遣正規職化闘争の全国的戦線の中心にいる 現代自動車社内下請け労組は、 最大限不法派遣粉砕闘争を全ゼネスト闘争日程とあわせて さらに迅速で大衆的な闘争に拡大することを決意した。

一方、10日に国会前テント籠城に突入した非正規共同対策委員会との 連帯を強化するために10日から退勤後の共同対策委員会と宣伝戦を進め、 特殊雇用、間接雇用、直接雇用などの雇用様態別に座込み場で懇談会を行い、 非正規共同対策委員会の籠城に連帯することに決定した。

また、ゼネスト賛否投票以後の組織化の中間点検の場となる 13〜14日の労働者大会に最大限力量を動員して参加を引出し、 これを現場の総力組織の契機にするという方針で、 15日から予定されている民主労総の国会前籠城など、 非常時局籠城に合せて現場拠点籠城に突入することを決定した。

合せて、現在、政府の立法案が非正規「保護」立法と誤って伝えられていて、 これに対する宣伝と広報が主に現場労働者に限られている点を勘案し、 地域社会の世論形成次元で 上級団体、社会労働団体などと連係した大規模な宣伝を行うことに決定した。

非正規労組の代表者は、現場の困難を吐露したが、 なんとか現場を組織して非正規主導者がゼネスト局面の上昇に力を加えたい という切迫した事情に同意して、責任を持って可能な参加形態を 虚心胆慨に話した。こうした努力が 「非正規権利保障立法争奪、非正規撤廃」のための組織化の 端緒になることを確認して、五時間近い緊急代表者会議をしめくくった。

2004年11月09日17:06:53

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-11-11 03:07:02 / Last modified on 2005-09-05 08:16:18 Copyright: Default

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