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編集2002.04.02(火)18:47

労政劇的妥結の内外

発電労組ストライキ事態をめぐり、するどく対抗した民主労総と政府の劇的 妥協がなされた2日、明洞聖堂で37日目の座り込みをしていた発電労組員は、 「得たものは一つもない」とし、虚しい表情を隠せなかった。

◇明洞聖堂の表情=午後1時頃、明洞聖堂の発電労組指導部の座り込みテントに 合意文内容が伝えられると、労組員は沈痛な表情で将来を心配した。

指導部対策会議でも、業務復帰形式などをめぐって激論があった。ソソンソク 中部本部委員長は、「発電労組内部では自ら業務に復帰し戦列を再整備する方 案を既に議論してきた」としながら「しかし合意案は先月23日に政府と行った 秘密交渉から一歩も踏み出していない」と語った。

座り込みテント周辺の死守隊組合員等も、「組合員の意思が反映されず、復帰 しても葛藤の火種が消えない」とし、「ここは喪家の雰囲気」だと伝えた。

これに反し、明洞聖堂のパクナミョン主任神父は「警察力が投入されるかと思っ て気をもんでいたが、労使政が忍耐心を発揮して大きな物理的衝突なく終わる ことになり、ただ有難い」と語り、対照を見せた。

◇緊迫した交渉の瞬間=政府と民主労総はこの日の明け方、一度交渉が決裂し た鎮痛の末に、ゼネスト突入直前、劇的な妥結を成し遂げた。

前日の夜10時頃、ソウル小公洞のロッテホテルで労働部のキムウォンベ企画管 理室長などの政府側代表者3人と民主労総のイホンウ事務総長など労組側代表 者3人は、徹夜のマラソン交渉を始めた。だが、政府側の譲歩案のうち、「発 電所民営化は交渉対象でなく、今後の交渉対象からも除外する」という条項を 労組が拒否し、夜11時30分頃、第一次交渉が決裂した。明け方3時頃、交渉は 事実上中断した。

しかし、交渉決裂後も民主労総は、「ストライキ突入時限の午後1時まで待つ」 と交渉の門を開き、ついに午前11時頃からロッテホテルでまた終盤の交渉が再 開された。

そしてゼネスト10分前の午後12時50分、最終合意を引き出した。

イジョンギュシニュンドンウク記者jklee@hani.co.kr

ハンギョレ新聞

http://www.hani.co.kr/section-005000000/2002/04/005000000200204021847087.html


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