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ゼネスト、労働運動の命運をかけた一本勝負

発電労組ストライキが1か月を超え、政府は類例のない弾圧を続けている。 大統領が率先して「民営化方針は絶対変えられない」と言いながら「対話を 通し早く事態を解決しろ」とつじつまが合わない話で強硬弾圧を陣頭指揮し ている。あげくの果てに、未復帰者の全員解任という極限弾圧で、政府自ら 労使関係を敵対的だと見ていることを明確にあらわした。

これほど強い弾圧の中でも発電労組は力強い闘争を続けている。彼らが想像 を超える闘争を繰広げることができるのは、何よりも発電は絶対私有化して はならないという確固たる信念のためだ。これと共に、全労働者の熱い支持 と連帯、2.26連帯ゼネストなどを通じ、共に戦いで勝利できるという信頼を 植え付けたためだ。しかし、あまりにも苦しい闘争であることは明らかであ り、今や労働者すべてが発電労組闘争を自分自身の闘争と受けて止めるべき 時だ。

政府は、絶対多数の国民が反対しているのに発電所民営化に固執している。 与野の議員等の仲裁にも、各界社会元老等の仲裁にも、耳をふさいでいる。 経済・経営学者109人と社会学者43人など専門家の呼び掛けにも耳をふさい でいる。民営化が最善かどうかを確かめ、合理的な方法をさがそうという、 本当に他の方法が無ければ充分な国民的合意を基礎として推進しようという、 誰が聞いても妥当な主張さえ、一貫してとぼけつづけている。これは明らか に、経済的な理由ではなく、話すことができない他の事情があることを見せ るものだ。

強硬弾圧、政府の危機意識を表す

政府は今、相当な危機意識を持っている。多国籍資本が発電所海外売却を要 求し、韓国政府がこれを約束したということは、既に公然の秘密だ。しかし、 政府が売却を急ぐのはそのためだけではない。大統領候補が確定すれば権力 の中心が移らざるをえないうえ、労働者にまで押されればおしまいだという 判断がある。また、今回の闘争で押されれば、予告された第二次金融構造調 整も不可能だと見ているためだ。その反面、私達が今回の闘争で勝てば、金 大中政権の反労働者政策を審判することにより、新自由主義は事実上、破綻 の憂き目を見ることになる。

政府も今回の闘争の結果が労政・労使間の逆関係を絶対的に規定することを よく知っているので、労働者に勝利させないよう、あらゆる努力をしている。 ここで主導権を失えば、労働時間短縮を口実にした労働柔軟化の陰謀も水の 泡になり、手のほどこしようもない状況に駆け上がることになるだろうとい うのが、危機意識の実体だ。

まさにそのために、われわれは勝たなければならない。労働条件の改悪ない 週五日勤務制争奪、上半期の賃上げ闘争勝利、闘争を通じた産別労組建設、 二大選挙を通した労働者政治勢力化などは、多くの部分が今回の闘争の成敗 による。このためにも、今回の闘争は絶対に勝たなければならない。

今回の闘争は、さらに韓国労働運動の重大な試験台になるだろう。民主労総 はその間発電闘争にあらゆる責任を全うしようと努めた。これは発電労組に 大きい力になったことはもちろんで全体労働者たちの信頼を得る契機になっ た。民主労総は今では|もはや発電闘争を最後まで責任をとり勝利で|に引出 すことによって名実ともに韓国労働者たちの代表組織で|として|に確かに位 置を占めなければならない。これは韓国に民主労働運動が全面化する契機に なるはずで、全泰壹烈士以後綿々と受け継がれてくる87年労働者大闘争を通 し大衆的運動で|として|に発電してきた民主労組運動の勝利を意味する。す なわち労使協調主義、改良主義、御用的労組運動に死刑宣告をおりるものだ。

今回の闘争絶対に勝たなければならない

質的に発展できる機会を掴んでも、これを現実化できなければ私たちの運動 は途方もない代価を払い、かえって危機に陥ることを歴史は教えている。政 府の極端な強硬策は、逆に危機の表現だ。世論は私たちに有利だ。何よりも、 発電労組が闘争戦線を強硬に守っている。金大中政権の新自由主義政策に対 する大衆的不信と憤怒も深い。既にわれわれは、階級的利害、階級的闘争に 服務するための2.26ゼネストを決行した。今こそ、反撃の旗幟を高く掲げ、 労働運動の新しい飛翔のために舞い上がる時だ。

もし、このような運動エネルギーを現実のものとして作りだすことができな ければ、われわれは高い代価を払うことになるだろう。発電闘争の敗北は、 全ての労働運動に対する弾圧、週五日勤務制を口実にした全面的な労働条件 の改悪、ワールドカップを口実にした暴力的な賃上げ闘争弾圧を呼ぶ起こす のは間違いない。これは、2.26ゼネスト以後に表れた現代自動車、起亜自動 車の告訴告発、斗山重工業の懲戒で確認できる。歴史的な要求に相応できな い時、払う代価はあまりにも苦しいものになるだろう。

今、発電労組の組合員は、全員解任という超強硬弾圧の中でも1か月を超え る史上初の頑強な闘争を繰広げている。事実、彼らは自身の全てを放棄し、 犠牲にしながら、国民と国家のために国家基幹産業海外売却を防ごうと戦っ ている。したがって、今回の闘争を彼らにだけ任せておくことは、我々自ら が労働者であることを放棄すること、罪を犯すことに変わりない。

民主労総は、今回の闘争を勝利に導くために、もう一度ゼネストを決定した。 事業場ごとに条件が互いに違い、決定だけではあらゆることを一瀉千里に進 めることができないことも事実だ。しかし、どんなにつらくても絶対にやり 遂げなければならない。数万人に達する幹部・活動家等の勇気と決断が切実 に求められる。さらに幹部・活動家に対する無限な信頼で、あらゆる労働者 が立ち上がらなければならない。民主労組運動の命運をかけても、絶対にゼ ネスト戦線を堅く建てるべきだ。

  • この文は2年の実刑を宣告され、ソウル拘置所に収監されている段炳浩委員 長が、担当のクォンドゥソプ弁護士(民主労総法規次長)に口述したものです。

http://cham4.jinbo.net/maybbs/view.php?db=baljeon&code=sosik&n=929&page=40


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