本文の先頭へ
LNJ Logo 発電ホームページ閉鎖の意図は、ひとまず放棄
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 20020306kpub2
Status: published
View


発電ホームページ閉鎖の意図は、ひとまず放棄

「ホームページ閉鎖は 民主主義に対する攻撃」

出処:チャムセサンニュース

去る6日、社会進歩連帯の大会議室で緊急記者会見が開かれた。

去る3月5日、江南警察署が情報通信倫理委員会(以下倫理委)に要請したホーム ページ閉鎖問題は、当初、情報通信倫理委員会が3月5日から6日の間に会議を 開いて閉鎖問題を検討すると伝えられたが、3月20日に江南警察署の要請を検 討すると決定し、事実上、閉鎖は難しいものと思われる。

情報通信倫理委員会の関係者に電話で問い合わせた結果、「昨日(3月5日)、江 南警察署の文書を受け付けた」とし、内部で議論した結果、倫理委は「3月20 日に江南警察署の閉鎖要請を会議で決定することにした」と明らかにした。

これに対し、民主労総の崔世珍情報通信局長は、「倫理委が発電労組ホームペ ージを閉鎖することを決定したところで、既に民主労総や進歩ネットの対応を 見ると何の実利もないどころか、むしろ民主労総と各社会団体の反応を強める ことになり、政治的な負担が重くなるだけで、一般ネチズンの抗議も大きく、 決定の時期をあいまいな日付に決めたのだろう」と見解を明らかにした。

しかし崔局長は、「民主労総と進歩ネットをはじめとする社会団体の緊急の対 応が效果的で、当面の閉鎖の企みは防いだものの、緊張状態を継続させて事態 の推移を見守らなければならない」と指摘し、「今回の閉鎖の狙いは発電労働 組合の活動をマヒさせることが実質的な目標なので、ストライキの状況によっ ては、常にこうした試みはありえる」と語り、「状況が急変し得る点に対して 常に対応できるように準備しなければならない」と語った。

発電労組のホームページがあるサーバの押収捜索について、ソウル市警察捜査 調整班のチーム長は、「押収捜索を検討したこともなく、今後も発電労組のホ ームページがあるサーバに対する押収捜索を行なう計画は全くない」と明らか にした。

だが、去る3月5日の正午頃、ソウル市警察に勤務するは某警長が進歩ネットに 電話をかけ、「発電労組のホームページが入っているサーバの他の社会団体ホ ームページの状況を知らせてくれ」といった。進歩ネットではそのような問い 合わせをする理由を尋ねたが、電話をかけた警察は「別の所で発電ホームペー ジが入っているサーバの押収捜索を検討しているのだが、サーバに発電以外の 他の社会団体のホームページが入っていると問題になるかもしれないので、あ らかじめ確認のために電話をした」と話した。

しかし、このような電話通話があったという事実について捜査調整班に確認し た結果、捜査調整班では「なにかの間違いがあったのだろう」と明らかにした。 したがって当分、発電労組ホームページに対する閉鎖の試みはないものと思わ れる。

一方、「警察の発電労組ホームページ閉鎖の企みに対する進歩ネットワークと 社会団体等の立場」という緊急記者会見が3月6日の午前11時、葛月洞の社会進 歩連帯大会議室で進められた。

この日の記者会見には、カンネヒ(進歩ネットワークセンター代表/中央大教授)、 キムイェジュン(全国民主労働組合総連盟副委員長)、キムユンジャ(民主化の ための全国教授協議会議長/ハンシン大教授)、金晋均(キムジンギュン)(社会 進歩連帯代表・進歩ネットワークセンター前代表/ソウル大教授)、イヨングン (韓国労働ネットワーク協議会運営委員長)、ホングンス(民族和解自主統一協 議会議長/ヒャンリン教会担任牧師)などが参加して、インターネットでの公権 力による表現の自由と民主主義侵害に対する立場を明らかにした。

特にこの日の記者会見は、警察のホームページ閉鎖の意図に対し、「深刻な民 主主義の侵害」と規定して、発電労組のホームページ閉鎖に対する対応計画を 明らかにした。

現在、発電ホームページは民主労総と発電労組サーバの2か所に同時にある状 況で、警察が発電ホームページの閉鎖を再度試みたとしても、既に各国の情報 通信団体にミラーリングサイト(複製サイト)を構築済みの状態なので、発電労 組のホームページは決して閉鎖されないだろうと明らかにした。

ホングンス牧師: ヒャンリン教会は、発電労組と同じ進歩ネットにホスティン グしている団体です。進歩ネットを攻撃することは、ヒャンリン教会を攻撃す ることです。また、これは表現の自由を侵害することであり、発電労組ホーム ページを閉鎖するために進歩ネットを侵奪するのであれば、これは民主主義の 侵害であり、良心と宗教、表現の自由に対する弾圧です。そのような関心によ り、直接この席に出てきました。

キムユンジャ教授: ちょっとしたことから発電労働者らと縁を持って、彼らを 見守っています。そして、色々なことを学んでいます。彼らの戦いは、さまざ まなことを示唆しています。進歩ネットに対する侵奪もそのうちのひとつです。 このような時、さらに一段階高い民主主義について考えてみます。さらに一段 階高い民主主義は、一般の民主主義の拡大と不可分の関係です。言論と政府が 発電労働者を孤立させようと企む時、国民の大多数が発電所民営化の憤怒を悟 るということです。さらに一段階高い民主主義が、虐待される契機になるとい うことです。発電の要求は、初歩的な一般民主主義の要求をしているのです。

イヨングン室長: 労働ネットワーク協議会は、メディア支援をしてきた。今、 われわれは多くのメディア団体と共に、メディア活動団を通して私たちのメディ アを作って、彼らの戦いを知らせてきました。このような私たちの声がどれほ ど威嚇的なのか、彼らは知らないようです。しかし、ホームページの閉鎖の企 みは、容認できません。以前、サムミ特殊鋼に対する浦項製鉄の法的対応で、 われわれはミラーサイトを構築しました。裁判所から仮処分をされたことが、 むしろ世界的なネチズンの支援を集める契機になりました。今回は、民主労総 のホームページを閉じない限り、閉鎖は困難です。また、全世界20か国程度に 発電ホームページを作ることができます。発電ホームページを遮断しても、労 働者たちの声は防止できません。また、情通倫(情報通信倫理委員会)がホーム ページを閉鎖しようと企めば、倫理委が政治的にホームページを閉鎖する初め て事例になるでしょう。これは、即刻、ネチズン全体の反発を買うことになる でしょう。

記事入力日:2002年03月06日

チャムセサンニュースchamnews@jinbo.net

http://news.jinbo.net/show/show.php?p_cd=0&p_dv=0&p_docnbr=19258


Created byStaff. Created on 2002-03-07 00:03:54 / Last modified on 2005-09-05 08:14:06 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について