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現代車労組、「民主労働党は排他的支持を撤回せよ」

「民衆選挙戦制にこだわらず民主労総は決断を」

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年05月30日15時26分

金属労組現代自動車支部の政治委員会(現代車政治委)は25日に声明を通じて 組合員の直接的な政治参加方案が用意されるべきであり、 民主労働党に対する排他的支持の方針を撤回することを主張した。

現代車政治委は開放型選挙戦制を否決した民主労働党に遺憾を表明する一方、 排他的支持の方針を撤回して組合員が直接候補を選出し、政治的影響力を行使 できる方案を摸索することを求めた。民主労総の民衆選挙戦制再議論の主張に 対しては「党のアイデンティティーを傷つける」と警戒した。現代車政治委の 声明発表は、現代自動車労組が組合員4万人の規模で民主労総内で相当な影響 力を持つという点で注目される。

「民衆選挙戦制再議論の要求は正しくない」

現代車政治委は、民衆参加選挙戦制(民衆選挙戦制)に対して「民主労働党を中 心とする制約的な条件ではあるが、これまでの動員対象としての組合員から、 新らしく主体にする端緒を用意し、階級的政治闘争に新しい一線を引くという 点で歓迎する」という立場を明らかにした。

また3月の民主労働党党大会で民衆選挙戦制の出発点である開放型選挙戦制が 否決されたことに関連して「労働者・農民ばかりでなく、全ての民衆を束ねる 政治的包容力を発揮できず、労働階級に対する閉鎖的で排他的な民主労働党の 政治的決定に深刻な失望感を禁じるほかはない」と遺憾を表わした。

しかし「民主労働党の内部的手続きと過程を経た意思決定に対してあれこれ言 うことは、党のアイデンティティーを深刻に毀損するものであり正しくないと 判断する」と民主労総の民衆選挙戦制再議論の主張とは一線を引いた。

「機械的な賛成を求めるのはやめて、排他的支持を再考せよ」

民主労総は労働者の政治勢力化のために「07年大統領選挙で300万票得票、08年 総選挙で議席30議席確保」という目標をたてている。これに組合員の直接の 参加方案なく「民主労総組合員だから当然民主労働党を支持しろ」という 一方的な指令では限界に突き当たらざるを得ない」というのが現代車政治委の 問題意識だ。

現代車政治委は「労働者民衆の直接的な参加なく、ただ無条件に機械的に賛成 するよう強要し、既存の政治方針だけに固執すれば、ますます労働者階級の投 票組織は不可能になる」とし「民主労総は総連盟次元で組合員の参加が保障さ れていない条件を考慮し、民主労働党に対する一方的な排他的支持の方針に対 して再考されなければならない」と主張した。

続いて「民主労働党員ばかりでなく、進歩陣営諸勢力と民主人士が参加する政 治勢力化闘争を展開し、全労働者が参加する階級投票と大統領選挙および総選 挙方針だけが全体階級を束ねて一歩進める」とし「現場の組合員が候補選出な ど、直接的な政治活動ができる方案の用意を要求する」と強調した。

25日の声明に対してキム・テゴン現代車支部組織強化室長は「表現の水準を、 撤回ではなく再考に下げたが、実質的には排他的支持方針の撤回を主張するも の」とし、「党は党、労組は労組ではないか。失望的だが、党で決めた以上、 民主労総としては排他的支持をするかどうかを選ぶ問題ではないか」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-31 02:59:56 / Last modified on 2007-05-31 02:59:58 Copyright: Default

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