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チョ・スンス、「民主労働党、政派別‘総選挙議席’だけに関心」

“韓米FTA闘争集中・部門割当制拡大で党を革新せよ”

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年05月10日15時19分

チョ・スンス進歩政治研究所所長が民主労働党に対して「無気力症と自閉症に 陥っている」とし「党内の有力政派と人々が、大衆闘争を無視して総選挙の議 席数確保だけに没頭している」と苦言を呈した。

チョ・スンス研究所長は10日インターネット言論レディアンに「無気力と自閉 症に陥った党-政府派、有力要人『比例代表』だけに関心」という題名の寄稿 で、大統領選挙と韓米FTA反対闘争などの主要な情勢を控えて各政党別の利害 関係に没頭している民主労働党の姿勢を批判した。

続いて「来年の総選挙で部門割当制拡大により、非正規職、市民運動、環境運 動、学界、文化芸術界、障害者、党の常勤活動家、青年学生などを比例代表で 打ち出そう」と提案した。チョ・スンス所長の寄稿文は大統領選挙政局で民主 労働党内部問題を告白して自省を要求する公式的な提案という点で注目される。

「進歩大連合はただでは得られない」

チョ・スンス進歩政治研究所所長。進歩政治研究所

チョ・スンス所長は10日、レディアンの寄稿文で「大統領選挙を直前にして、 民主労働党は漂流している」とし「党の一線幹部が地域で民心の票田を事業と 組織で編み出すのではなく無気力症に陥っている」と指摘した。

その理由は「民主労働党の候補が勝算がある選挙だけに出るため」という。 4.25補欠選でも候補が地域基盤構築ではない当選安定圏中心に出馬する 傾向が見られたという分析だ。

チョ・スンス所長は「今、民主労働党の有力な政派は自分たちの代表を次の総 選挙に比例代表で安全に当選させることにだけ関心がある」とし「党内の有力 な要人も同じだ。何議席になるかわからない不確実性に自身が含まれる可能性 があるかと、電卓たたきに没頭している」と批判した。チョ・スンス所長が指 摘した‘有力政派’は事実上、党内多数政派の自民統界を狙ったと見られる。

続いてチョ・スンス所長は韓米FTA闘争に対して「今沙川で、羅州で、鎮安で、 そして横城で牛を追い立ててソウルに『進撃』する闘争を組織しなければなら ないのではないのか? 済州道庁前で党代表以上の断食で枯れていく済州農民の 怒りを集結させることが民主労働党のすることではないのか?」と問いかけ、 「このような闘争を無視して大統領選挙、総選挙準備をがんばれば、私たちが 勝利できるという態度は理解できない」と明らかにした。

無気力に陥った民主労働党を革新する代案として部門割当制拡大を主張した チョ・スンス所長は「進歩陣営全体を党の周囲に結集させ、安全な比例代表に 固執する政派に包まれた党に一大革新を持たらす」と根拠をあげ「進歩大連合 はただでは得られない。民主労働党の進歩陣営内でのヘゲモニーは自己革新の 姿勢がなければ不可能だ」と話した。

「『部門割当拡大』党規改正案で提出する」

同日、民衆言論チャムセサンとの電話インタビューでチョ・スンス所長は「党 革新案に関して、諸々の意見を送ってくれる周辺の知人たちと具体的な内容と 方案を共に検討する」とし「もっと内部で共感が形成されれば、26日の党中央 委員会でこうした提案を党規改正案として提出できるかもしれない」と伝えた。

チョ・スンス所長は進歩大連合に関する民主労総の民衆選挙戦再推進の方針に 対して「民主労総の悩みは十分に理解するが、すでに党大会で選挙戦方式が決 定されており、さらに党内で相当な持分と意思表示ができる構造の下での決定 を否定するのは運動組織らしい姿勢ではない」と話した。

続いて「民主労働党の大統領候補は党大会で決定された通り、党員直接選挙制 方式で選出されなければならない」とし「ただし大統領選挙予備候補が民主労 働党の選挙戦方式に従い、進歩陣営候補単一化と進歩大連合を積極的に提案し て、必要なら具体的な方式を議論できる」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:53:18 / Last modified on 2007-05-29 05:53:19 Copyright: Default

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