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現代起亜車部品メーカーの女性労働者、誠実交渉を要求してストライキ

元請の現代起亜車生産に影響も

パク・タソル記者 2021.06.10 16:31

現代起亜車部品メーカーの労働者たちが 使用者側の交渉懈怠を理由としてストライキに突入し、 現代起亜車の生産ラインにも影響を与えている。 自動車エアバッグに入るセンサーのエアバッグコントロールユニット(ACU)を生産する ビテスコテクノロジーズコリア(ビテスコ)の労働者が 5月から部分ストライキに入り、 アバンテ、トゥサンなどの完成車の生産にも支障が生じたのだ。

争議行為に突入した労働者たちは金属労組京畿支部ビテスコ支会の所属で、 女性が多い事業場だけに主に20代、30代の女性が支会に所属している。 彼らは長時間・低賃金労働と常時的な雇用不安に苦しみ、 今年の初めに金属労組に加入し、1月から会社と交渉を始めた。 だが会社の無誠意な態度と時間稼ぎできちんと交渉が行われず、 ビテスコ支会は会社の誠実交渉を要求して残業特別勤務などを拒否して部分ストライキに突入した。

[出処:金属労組京畿支部ビテスコ支会]

6月10日、ストライキに突入したビテスコ支会はこの日の午前、 京畿道利川市のビテスコ正門の前で記者会見を行って、 交渉に誠実に臨むことを使用者側に要求した。 ビテスコ支会は 「外投資本のビテスコは、口を開けばドイツの理由を上げて常時的な雇用危機を助長し、 労組ができると賃金をはじめ、組合活動と人事、雇用関連案を提示しないまま、 相変らず一方通行の意図を捨てていない」とし 「このような態度は時間をかけて労組をなくす意図だとしか思えない」と批判した。

続いて「会社は労働者の雇用安定問題は会社の固有な権限だとし、 労組とともに議論することを拒否している」とし 「先進国のグローバル資本だと掲げるが、 それこそ後進的な労務管理の典型を見せている」と指摘した。

[出処:金属労組京畿支部ビテスコ支会]

ビテスコ支会は、 ▲労組不認定、時間稼ぎをやめて誠実に交渉に臨むこと、 ▲一方的な労務管理をやめて労働組合の活動を保障し、人事、雇用に対する要求を即刻受け入れること、 ▲一方的な賃金凍結の決定をやめて正当な労働の代価を保障する賃上げ案を提示することを使用者側に要求した。

ビテスコは昨年、663億ウォンの営業利益、539億ウォンの当期純利益を記録するほど、 新型コロナの打撃を受けることなく好況を享受した。 だが会社は系列社全体の状況が難しいとし、 ビテスコの労働者に賃金凍結案を提示した。 その上、2019年には営業利益946億ウォン、当期純利益716億ウォンを記録したが、 翌年は賞与金などの賃金削減を試みて労働者が労組を作ってやっと防いだことがある。

労組関係者は「ビテスコの労働者は雇用も不安定であるだけでなく、 低賃金問題も深刻だ」とし 「基本給120万ウォンに賞与金を入れて無理に最低賃金に合わせている」と説明した。

一方、ビテスコは2019年にコンチネンタルオートモーティブシステムが名前を変えて発足した会社で、 ドイツのコンチネンタルグループの別途法人だ。 コンチネンタルは2012年から青瓦台、労働部、創造コンサルティング、 資本が介入した金属労組労組破壊事業場で、 複数労組と損害賠償請求などで既存の金属労組が無力化された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-06-18 20:18:23 / Last modified on 2021-06-18 20:18:25 Copyright: Default

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