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131周年メーデー「ゼネストで『社会大転換』を」

民主労総「社会公共性強化、労働法全面改正、非正規職ゼロ化」を要求

ウン・ヘジン記者 2021.05.01 17:05

世界メーデー131周年をむかえた5月1日、 民主労総が社会不平等構造を破って社会大転換を実現するとし、 下半期のゼネスト闘争を宣言した。 民主労総は社会公共性強化、労働法全面改正、非正規職悪法・制度を変える闘争に立ち上がる計画だ。

民主労総は5月1日午後、汝矣島LGツインタワーの前で第131周年世界メーデーソウル大会を開き、 来る11月の2022年大統領選挙を前に「新しい大韓民国」、「社会大転換」の議題を全面化するために ゼネラル・ストライキ闘争に立ち上がると明らかにした。 それと共に、文在寅(ムン・ジェイン)政府に対して 不平等・二極化解消、労働基本権全面拡大のための労政交渉を提案した。 また16の広域市道地方政府との交渉も提案すると付け加えた。 民主労総によれば、汝矣島一帯で分散して開かれたソウル大会は、 500人ほどの労働者が参加した。

民主労総は世界メーデー宣言文で 「今はそれこそ危機だ。正確には資本が危機」とし、 全世界的に新自由主義が終末を告げており、 4次産業革命による技術の発達とプラットフォーム労働の急激な増加、 気候危機による脱炭素政策で産業構造全般が再編される世の中、 新型コロナ危機、気候危機でもはや資本主義システムが正常に作動しない時代だ。 それこそ産業構造の大転換、経済システムの大転換の時代」といった。

また民主労総は 「雇用、生計対策を国家が全的に責任を持つ新しい社会を作らなければならない。 『K防疫』の主役である医療の公共性はさらに拡大し、 無償医療、無償ケアを導入して、国民は誰でも家と教育の心配をしない社会のために、 無償住宅、無償教育を施行しなければならない。 4年前のキャンドル革命の真ん中に立って、 社会構成員すべてが合意した『新しい大韓民国』の像がまさに国家の役割、 社会公共性を革命的に強化しようということ」だったと述べた。 続いて社会大転換の議題で社会構成員すべての力と知恵を集め、 論争・闘争するところに民主労総が先頭に立つと明らかにした。

民主労総のヤン・ギョンス委員長は大会発言で 「財閥、大企業は連日、史上最大の売り上げと利益をあげたと騒ぎまくる。 労働者の膏血で金庫を満たした李健煕(イ・ゴニ)の相続税12兆ウォンを社会還元といいくるむ。 しかし災害は労働者を再び街頭に追いやり、危機はまた労働者にとって苛酷」だと話した。

続いてヤン委員長は 「最低賃金の清掃労働者は労組を作ったと解雇され、 政府の正規職化の約束、最低賃金1万ウォンの約束、労働尊重社会の約束は徹底的に破られた。 企画財政部は公共部門の労働者たちを、 産業銀行は民間部門の労働者たちを攻撃した。 投機資本は会社をだめにして、技術の発達は雇用を奪った」と批判した。 ヤン委員長は 「経済秩序の変化も、産業構造の再編も、気候危機さえも、 すべてが労働者に責任を転嫁する不平等な世の中をひっくり返さなければならない」と声を高めた。

メーデーにもハンストで現場に行けず、
労働者と認められもしない彼ら

事前大会には整理解雇などで闘争している事業場の労働者たちが直接発言をした。 公共運輸労組アシアナケイオー支部のキム・ゲウォル支部長は 「メーデーだが、資本に立ち向かう解雇労働者は相変らず道路で戦い、死んでいく。 結局、道路で定年を迎えた解雇労働者は今日も19日目のハンスト中」とし 「労働庁長は先月、労組との面談でケイオー会社も難しい状況だといった。 労働者のための労働庁が『資本庁』であることを自ら認めた形だ」と批判した。 昨年5月、アシアナ航空地上操業2次下請企業のアシアナケイオーの労働者たちは、 新型コロナによる無期限無給休職に同意しなかったという理由で解雇された。 キム・ゲウォル支部長は今すぐ不当解雇者を復職させ、 裁判所は本当の社長である錦湖アシアナ文化財団の 朴三求(パク・サムグ)理事長を処罰しろと要求した。

化繊食品労組パリバゲット支会のイム・ジョンニン支会長は 「使用者側は最近、韓国労総を押し出して合意が履行されたと宣言した。 合意は民主労総としたが、韓国労総と共に合意が履行されたと『セルフ宣言』した」と話した。 そして彼は「闘争を始めると管理者労組を立てて民主労組をなくそうとしている」とし、 粘り強く戦い抜くと声を高めた。 不法派遣の問題で問題になったパリバゲットの製パン・カフェの技師たちは、 現在はSPCグループの子会社に雇用されている。 しかし2018年初めの「社会的合意」は履行されていない。

金属労組ソウル支部LGケアソリューション支会のキム・ジョンウォン支会長は 「恐ろしい速度で成長するLGケアソリューションは、 毎年莫大な営業利益をあげている。 だが彼らだけで成果給祭りをして、私たちには年次と夜間勤務手当ても支払わない。 労働者ではないという理由で自分の車を利用しても、油類費、車両維持費も受け取れない」と説明した。 彼は交渉の席に座ったこともなかったとし、 会社は労組と対話に臨めと要求した。 LGケアソリューションは、LGのレンタル製品を販売・管理する業者で、 該当労働者は特殊雇用形態で雇用され、1年前に労組を作った。 しかし会社は労組を認めずにいる。

公共運輸労組イースター航空操縦士支部のコン・ジョンベ副支部長は 「李相稷(イ・サンジク)オーナーの四大保険横領など、 あらゆる不正による苦痛の中で生存にもがいて生きてきた。 これまで使用者側の不正を知らせるために 記者会見、告訴告発、執権党前でのデモなど多くの闘争をしたが、 関係機関の徹底した無視の中で孤独な闘争をした」と、これまでの闘争期間を説明した。 だが彼は「これより恐ろしいのは組合員を分断する使用者側の悪だくみ」とし 「使用者側の労組脱退推奨で中途半端な労組になったが、 最後まで闘争したため李相稷と連中の不正の事実が明らかになり、 李相稷は拘束された」とし、 現場に戻るまで闘争すると話した。 大量解雇などで問題になったイースター航空の労働者も1年2か月闘争を続けている。

民主一般連盟釜山一般労組新羅大支会のキム・チョンヨン争議部長は 「労組は2013年の闘争の当時、学校側と約束した定年ぐらいは守ってほしいと要求したが拒絶された」とし 「週末には清掃業者を新型コロナ防疫に偽装して、清掃して労組に発覚したこともある。 韓国労総と労労間対立を呼び起こす状況」とし、 全国の私立大学と労働者の闘争だと考えて最後まで闘争するといった。 入学定員減少などの理由で51人全が員解雇された新羅大の清掃労働者も68日間闘争している。

LGツインタワー清掃労働者、使用者側と136日目に合意…
「仲間がいなければ闘争しなかった」

なお、メーデーのソウル大会がLGツインタワーを会場にした理由は、 該当ビルの清掃労働者の集団解雇事態問題が解決されていないためだった。 だが4月30日に使用者側と合意に至り、 LGツインタワー労働者20余人は舞台に上がって積極的連帯に対する感謝の挨拶を伝えた。 代表として発言をした公共運輸労組ソウル支部LGツインタワー分会のホン・イジョン組合員は 「LGツインタワー本館座り込み136日目に合意した。 LGツインタワーでの雇用継承を譲歩する代わりに、 定年延長、労働条件改善、労働活動保障、解雇期間賃金保全などを約束した。 LG麻浦ビルで働く予定だ。 仲間たちがいなければ私たちの闘争はなかった」とし、感謝の言葉を伝えた。 また彼は「私が世の中を変える労働者なのでうれしい。 これ以上間接雇用清掃労働者が用役業者変更で使い捨てらる使い捨てではない労働者だということを知らせていく」と話した。

一方、新型コロナで今年のメーデー大会は全国地域本部別に16地域に分けて進められた。 ソウル大会は汝矣島一帯で開かれ、 民主労総は汝矣島一帯の36区域に分けて集会申告をした。 大会が終わると彼らは麻浦大橋を通り、 韓国経営者総協会、麻浦駅、孔徳駅方面へとデモ行進を行って終わらせた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-05-05 23:09:08 / Last modified on 2021-05-05 23:09:11 Copyright: Default

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