「独島問題を隠せばキャンドル民心はさらに離れる」

民主労総など労働界、政府に「屈辱外交」中断要求

7月14日、日本政府が中学校教育指針で使われる間学習指導要領社会科解説書に 「独島は日本固有の領土」という内容を明記したことで国民的な反発が起きて いる中で、民主労総などの労働界も相次いで記者会見と声明書等で、日本政府 を糾弾し、韓国政府の対応を要求している。

▲民主労総が日本大使館前でニューライト日本教科書と政府の対応を糾弾するパフォーマンスをしている。［出処:労働と世界イ・キテ記者］

民主労総、日本大使館前で糾弾記者会見

民主労総は今日(7月16日)午前11時30分、日本大使館前で記者会見を行い、日本 の「領土主権挑発」を糾弾して政府に再発防止を要求した。民主労総は今回の 日本の独島領土表記は「明白な領土主権侵害で、虎視耽々と韓半島(朝鮮半島) 支配の野心を燃やす日本軍国主義者などの挑発」とし「日帝強制支配の一抹の 反省もなく再び侵略的な挑発をする日本をとうてい許せない」と憤慨した。

また「名分もなく国際法にも反する独島領有権説の主張は、天然資源が豊富で 軍事地理的に重要な独島を掌握し、韓半島(朝鮮半島)と東北アジアへの侵略の 踏み台を用意しようとする汚い胸算用」と強く非難した。

また政府には「日本の妄動は、李明博大統領の没歴史的な屈辱外交が加速した ものであり、沸き上がる怒りを禁じ得ない」とし「対米屈辱牛肉交渉で健康主 権を売り払ったのに続いて対日屈辱外交で領土主権まで脅かされている」と糾 弾した。「韓日協調強化を口にして日本の再侵入野望をあおった屈辱的な実用 外交を中断し、日本に謝罪させろ」と政府に要求した。

民主労総の李錫行委員長など民主労総の関係者らは記者会見を終えた後、日本 大使館に卵とトマトを投げるなどの抗議表示をして、日本と政府対応を糾弾す るパフォーマンスをした。民主労総は「全国民と共に日本軍国主義者の独島強 奪の野望を阻止粉砕するために怒りに充ちた反日闘争を展開する」という立場 だ。

金属労組、「日本製品不買運動を始める」

全国金属労働組合も今日発表した声明書で「日本の学習指導要領解説書の独島 明記は、大韓民国領土主権への深刻な挑発行為であり挑戦行為」とし、韓国政 府に「明らかで断固たる措置を取れ」と注文した。

金属労組は今日の日本大使館抗議糾弾集会に続き、明日は独島領土主権と国民 健康主権に対する意志を明らかにするために、全組合員地域キャンドル集中闘 争をする計画だ。その後は「日本輸入車など日本製品不買運動」と、民主労総、 市民団体とともに国民糾弾大会などの先頭に立つという立場も明らかにした。

全国公務員労働組合も昨日(15日)発表した声明書で「李明博政権は独島主権守 護に堂々ときっぱり対処しろ」と政府の責任を問うた。公務員労組は「日本と の『未来指向的関係改善』政策を直ちに中断しろ」とし「協力関係を云々して より根本的な問題を臨機応変にいい加減にやり過ごしてはならない」と指摘した。

また「キャンドル政局で見せた民心をきちんと読めない強硬対応で民心が離れ ているという事実を自覚し、主権が侵害された独島問題も付け焼き刃の対応で 国民を泣かせないように国家守護次元で徹底して対応しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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