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News Item 20030926coks
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「韓国シチズン労働組合を応援する会」の結成総会

2003年9月26日、不当廃業に対抗して訪日闘争中の韓国シチズン労組に連帯する 「韓国シチズン労組を応援する会」の結成総会が東京の全水道会館で行われた。

この日の結成総会は、主に首都圏の労働組合、市民団体などから 約100名が参加し、日韓ネットの土松氏の司会で進められた。 開会前には韓国シチズン廃業の経過をまとめたビデオが上映され、 全国一般の中岡氏からの挨拶と、中小ネットの平賀氏による経過報告が 行われた。 続いて、韓国シチズン労組遠征闘争団のメンバー全員が、廃業の不当性や 事務所を占拠して闘っている労組員に対する攻撃、 朴委員長に対する懲役8か月の判決、そして日本本社の無理解などを 口々に批判し、日本の同志に対して彼らの困難な闘争への支援を訴えた。

結成総会は、韓国の労働歌、日本の労働組合からの連帯の挨拶が続いた後、 「応援する会」の役員、財政、行動提起の提案、闘争アピールの朗読が行われ、 満場の拍手で承認された。 総会は韓国式の「闘争!」のシュプレヒコールと 日本式の「団結がんばろう!」で全員の闘争の意思を確認して散会した。

今年の6月に始まった韓国シチズン労組の日本遠征闘争は、 3か月を超える長い準備期間の間、 各方面との調整や交渉を行ってきた。 9月3日の本社交渉では、事態の進展に向けて一抹の希望が見えたものの、 その後、韓国現地で行われた協議は不調に終り、 労組が強く求めていた朴委員長の放免は、「懲役8か月」という不当判決で 踏み躙られた。

今、韓国シチズン労組の遠征闘争は準備の段階を終え、本格的な 闘争の段階に入ることになった。 総会後、「これからどのような闘いをしていきたいか」 という質問に対し、副委員長の金基善氏は、 「これまで長い間、平和な解決を求めて忍耐し続けてきた。 これからは本社前の座り込みや、剃髪式、一人デモなど、 韓国の闘争スタイルで闘いたい」と強度の高い闘争への期待を語った。

文責: レイバーネット日本国際部/安田


闘争アピール

国境を越えて渡り歩く国際資本。シチズンもまたその一つである。 韓国での生産活動から、より高利潤獲得を目的に中国への 移転を画策した。そこには労働者の生活や権利の存在など無い。

韓国マサンの労働者たちが黙っているわけはない。 永年働いてきた韓国シチズンの労働者たちは大きく声を上げた。 民主労総金属連盟に加盟し、地域の仲間とともに職場を防衛し、 イ・ヨンジェ社長、イ・ジェギョン清算人(弁護士)との精力的な 交渉を行い、且つ社会的にシチズンの一方的廃業の不当性を 様々なところで訴えてきた。

しかし、会社側は不誠実な対応に終始している。 告訴、告発、損害賠償と称した請求などを繰り返し、 韓国シチズン労組パク・ソンヒ委員長の不当逮捕に至っている。

韓国シチズン労組の仲間たちは会社、権力からの弾圧に屈することなく、 日本遠征隊を組織し、シチズン本社との交渉を実現すべく日本での 闘いを開始した。

私たち日本の労働者は、この韓国シチズン労組の仲間の闘いを 黙って見ているわけにはいかない。新自由主義・新保守主義政策のもと、 大企業、資本は労働者の権利破壊、雇用破壊、生活破壊を世界的に 行っている。私たちの目の前にあるこの韓国シチズンこそがその 具体的課題そのものである。

私たちは、シチズン本社に韓国シチズン労組との誠実な団体交渉の実現を迫り、 韓国マサンで身体をかけて職場を防衛する仲間たちに勝利をもたらすべく 支援、連帯の闘いに起ち上がる。

今日ここからシチズン本社への闘いを開始することを宣言する。

日本と韓国の労働者の連帯と権利の拡大を掲げて。

以上

2003年9月26日

韓国シチズン労組を応援する会結成総会参加者一同


韓国シチズン労働組合を応援する会

共同代表

中岡基明 全国一般全国協議会中央執行委員長

長谷川武久 全日建運輸連帯労働組合中央執行委員長

柚木康子 全石油昭和シェル労働組合副委員長

田宮隆紀 全統一労働組合中央執行委員長

会費・カンパ

団体1口5000円、2口以上

個人1口1000円、3口以上

振込先 中央労働金庫 本店営業部 普通 口座番号1136931 「韓国シチズン労組を応援する会 事務局 鳥井一平」


Created byStaff. Created on 2003-09-27 08:50:24 / Last modified on 2005-09-05 05:52:11 Copyright: Default

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