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全国女性労働者大会「職場内差別の原因、性別分業を打破しよう」

111周年3・8国際女性デー、戦う女性労働者が集まって激励と性平等の世の中を決意

パク・タソル記者 2019.03.08 18:26

111周年3・8国際女性デー、 職場内差別と正面から闘う女性労働者たちが集まった。

3月8日午後、ソウル市中区のプレスセンターの前で民主労総の主催で 「国際女性デー精神継承全国労働者大会」が開かれた。 この場で女性労働者たちは、職場内差別の原因として性別分業を選んだ。 彼らは採用に始まり、正規職転換、雇用配置、昇進、賃金、職場内性暴力などの 差別をなくすために、性別分業を打破しようと叫んだ。

大会に集まった女性労働者たちは闘争宣言文で 「職場での女性の仕事と男性の仕事に区分された仕事は、 韓国社会が作り出した女性に対する搾取と偏見の産物であり、 男性中心の家父長制が職場で具現された結果」とし 「性別分業での女性の仕事は低熟練労働と呼ばれ、 あまり危険ではなく、あまりつらくないので、あまり受け取れなくてもいいという偏見を生んだ」と批判した。

続いて「金融圏公共機関の採用性差別が社会的公憤を集めた昨年に続いて、 民間企業全般の採用性差別実態を確認し、これを労働組合がまず変える」とし 「公共機関の非正規職正規職転換が子会社で転換される小細工の中で行われているが、 その雇用のほとんど女性職種であることが確認される。 女性職種の子会社転換、正規職転換排除に対して連帯闘争で防ぐ」と決議した。

拍手喝采を受けた二人の女性労働者

この日の大会では性平等模範組合員賞と性平等模範組織賞を受け、 受賞の感想を語るために舞台に上がった二人の組合員が大きな拍手喝采を受けた。 金属労組韓国GM支部のイ・ノイ組合員と 建設産業連盟京畿中西部建設支部のキム・ミジョン副支部長の話だ。

イ・ノイ組合員は韓国GMを解雇されて4年間、復職闘争をして、 定年1年を残して賃金差別是正まで勝ち取った。 イ組合員は「昼間には集会に参加して、 夜には食堂を転々としながら家族を養い、4年目に復職した。 膨らんだ夢を抱いて会社に戻ったが、女性なので差別がひどすぎた。 誰もが教育を受けて現場に入るのに、2年間、残業特別勤務から排除されて 誰が勤怠を確認するのかわからない改善班で2年の歳月を送った」と過去を回想した。

イ組合員は「労働組合の扉をたたいて結局同一賃金を争奪した」とうれしく話した。 彼は「毎月サインする号俸テーブルで私は毎日10番だったが、 想像もできなかった7番に堂々と立った。 女性労働者たちはとても苦しいが、大きな声をあげてわれわれ労働者の間の輪を連結し、 起き上がり小法師のように戦い抜こう」と話した。

建設産業連盟京畿中西部建設支部のキム・ミジョン副支部長は、 建設現場で形大工の仕事をした経験を聞かせ、 建設現場がもっと平等な現場に変わることを希望すると話した。 京畿中西部建設支部には現在30人ほどの女性組合員が形大工として働いている。

キム副支部長は「男性も働いて逃げる職種で、それだけつらく労災事故も一二度ではないが、 女性労働者たちは日常的にセクハラも体験している」とし 「私も『女子が朝からなんでスラブに上がるのか』、 『君の夫はどうしてお前を現場に送るのか』といった話を聞いた」と言った。 続いて「支部の性平等のための動きと試みにより、 現場が少しは変わっているが満足できるような水準ではない」とし 「女性も同じ労働者で技能者だという自信と自負心を持って、 さらに現場で一生懸命働いて闘争する」と声を高めた。

今日の労働者大会に集まった女性労働者たちは、 △採用、配置、昇進、賃金など、すべての雇用過程の性差別を粉砕しよう、 △女性の労働は安モノの労働ではない。最低賃金改悪を中断して最低賃金を上げろ、 △子会社は必要ない。正規職転換争奪しよう、 △性差別的な正規職転換を中断して女性非正規職の正規職転換を争奪しよう、 △同一賃金を争奪して性別賃金格差を解消しよう、 △MeTooが変える世の中を民主労総が早めよう、 △堕胎罪を廃止しろ、 △性別分業を解体して性平等世の中をはやめろ、などの要求を共に叫んだ。

「労働者がMeTooと、また労働者に戻る当然の道」

闘争する労働者たちの公演も目を引いた。 会社の不当労働行為と正面から闘う金属労組ソウル支部のレイテック・コリア分会、 シニョンプレシジョン分会、ソンジンCS分会が共同で歌と踊りを披露した。 三事業場とも女性事業場で、シニョンプレシジョン分会はシン・チャンソク会長の食い逃げ清算に対抗して、 ソンジンCS分会は会社の偽装廃業と正面から闘っている。 レイテック・コリア分会は、イム・テス社長の放言と暴行に抗議して未払い賃金の支払いと不当配置転換撤回をかけて戦っている。

「私たちが望むのは」、「花畑で」などを熱唱した公共運輸労組楊州市立芸術団支会は、 復職闘争を行っている。 指揮者の横暴に抗議して労組を作った彼らは、 楊州市が労組の結成を理由として楊州市立芸術団の予算を全額削減したために雇用を失った。

この日の連帯発言では、韓国性暴力相談所のイ・ミギョン所長が出た。 イ所長は「昨年のMeToo運動で女性たちは日常的に蔓延する性暴力を表わして、 性暴力が性差別的文化と構造、権力関係によって発生することを知らせた」とし 「汎政府対策も出てきて性認知感受性に基づいた裁判結果も出てくるなど、 すでに韓国社会を少しずつ変えている」と評価した。

イ所長は「それでも労働者がMeTooをして、また労働者に戻るこの当然の道は遅く苦しい」とし 「安熙正(アン・ヒジョン)性暴力被害者のキム・ジウン氏の奮闘を1年間近く見守ってきた人として、 毎瞬間、一歩ずつ進む被害者の方々に心の底から尊敬と感謝を申し上げる」と明らかにした。 また「労働現場でも日常でも、 これ以上性暴力が起きてはいけないという認識と討論式の人権教育が必要だ」とも付け加えた。

一方、1時間半の都心集会を終えた女性労働者たちは、 普信閣を通りソウル雇用労働庁までデモ行進した。 デモ行進をした彼らはスローガンと拍手で、普信閣で行われた 「魔女のデモ行進(大学内総女子学生会廃止糾弾パフォーマンス)」を支持した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-03-10 18:27:51 / Last modified on 2019-03-10 18:27:52 Copyright: Default

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