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国際女性デーデモ、メキシコで数百万…「私たち女性がいない日」

「フェミサイド、家父長制、資本主義撤廃しろ」

チョン・ウニ記者 2020.03.09 14:09

世界は新型コロナウイルスに苦しんでいるが、 女性たちはすでにずいぶん前から差別と暴力、 フェミサイド(女性殺害)に苦しんできた。 それで今年の国際女性デー、多くの地域の女性たちは、 伝染病の拡散の危険にもかかわらず、街頭を選択した。 特にメキシコとチリのデモ参加者の数は、歴代最高の数百万を記録した。 彼らのデモを遮ったのはウイルスではなく政府だった。

▲メキシコシティ. 国際女性デー全国集中ストライキ デモ[出処:@lacaroibarra]

ガーディアンなどによれば、 一番爆発的なデモはメキシコで起きた。 メキシコでは3月8日(現地時間)に数百万の女性が史上初めて 全国的なストライキを行い、フェミサイドの終息を要求した。 最近、メキシコでは女性たちが相次いで男性により残忍に殺される事件が発生し、 全国ストライキが組織された。 2月22日にある女性団体が今回の国際女性デーを「私たち女性がいない日」で行おうと提案し、 短い時間にもかかわらず多くの社会団体が集まり 「出て行かず、売らず、買わず、学校にも行かない」というスローガンで集会を組織した。 デモ参加者の一部は女性殺人率の高さを問題として、 街頭の備品や車両を壊して政府に抗議した。 メキシコの世論調査機関によれば、 ストライキ前に回答者の67%がこの提案を支持し、 女性の57%がストライキに参加すると明らかにした。 メキシコでは毎日10人の女性がパートナーなどの男性により殺害されている。

▲メキシコシティ. フェミサイド犠牲者らの名前[出処:@lacaroibarra]

チリのサンティアゴでは200万人が女性デーの集会に参加した。 当初100万の参加が期待されていたが、実際の参加者は予想をはるかに超えていた。 女性デモ隊は昨年10月、地下鉄料金の値上げで点火されたデモに続いて また激烈な抵抗を再開した。 彼女らは堕胎権の制限、女性暴力の問題とともに 社会の不平等、不正義、高い物価により女性たちはさらに苦しんでいると政府を糾弾した。 一部の地域では、警察がデモ隊に放水銃と催涙ガスを投入して解散させようとしたが、 女性たちは頑強に抵抗した。 多くの女性たちはあらかじめガスマスクを準備してきたし、 時にはパチンコで警察に石を撃った。

▲チリ サンティアゴ. [出処:@redfishstream]

コロンビアの首都ボゴタでは3月2日に憲法裁判所が堕胎権を制限する現行法を維持することにしたことで、 この日の女性たちの反発はさらに激しくなった。 コロンビアでは妊婦や胎児の生命と健康が危険な場合や、 近親相姦、または強姦の結果を除き、堕胎は不法だ。 コロンビア政府によれば、この10数年間、 当局は不法堕胎を容疑で4802人を調査したと明らかにした。 このうち約500人は18歳以下だった。

ブラジルのサンパウロでも巨大な女性集会が開かれた。 彼女らは極右のジャイール・ボルソナーロ大統領が女性に対する暴力を防ぎ、 権利を保障する努力は何もしていないと批判した。 2019年、ブラジルでは毎日4人の女性が殺された。 アルゼンチンでも大規模なデモが開かれた。 この地域では最近、女性の殺害が急激に増加している。 今年の2月には女性63人がフェミサイドで死亡した。 女性たちは死んだ女性たちの名前と年齢が書かれたプラカードを持ってデモ行進した。

▲パキスタン女性大学生らのデモ[出処:@NAbba_G]

フィリピン、インド、パキスタン、香港などのアジア地域でも集会・デモが開かれた。 彼らは女性に対するいじめや虐待、暴力と殺人を根絶するため、 政府が積極的に動くことを要求した。 タイのバンコクでは特に新型コロナウイルスを問題として、 労働者の安全と女性権の保護を強調した。 トルコのイスタンブールでは、警察がデモ隊を解散するために催涙ガスを投入した。 パキスタンやキルギススタンでも公共秩序を妨害した疑いでデモをする女性を連行した。

▲ギリシャ[出処:@giorgos39athen1]

▲スペイン[出処:@assembleaint]

2018年、600万の全国女性ストライキを開催したスペインでも、 数十万人が道路でデモをした。 フランスのパリやドイツのベルリンでも数万人が参加した。 ドイツの女性たちは「99%のためのフェミニズム」、 「家父長制を中絶しろ」、 「祝って、ストライキをして、そして闘争し続けよう」、 「みんな一緒に、われわれはすべての差別と利益に埋没した社会、 家父長制に反対し、制限のない平等のために闘争しよう」等のスローガンを掲げた。 ドイツでも3日に1人の割合で、女性が過去または現在のパートナーに殺される。 ギリシャでは最近さらに悪化したトルコとギリシャ政府の難民弾圧を糾弾し、 難民の生存権を保障しろと要求した。

集会に参加した女性たちは、闘争が多様な地域でさらに拡大すると政府に警告した。 堕胎権を支持するコロンビアのジーナ・ボレ活動家は 「今日のデモ行進は、私たちの権利のための闘争が終わらないことを見せる」と話した。 20代の学生、ナタリー・ロペスは 「私たちのからだに対する決定権は私たちにある」とし 「闘争を続く」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-03-15 18:37:06 / Last modified on 2020-03-15 18:37:09 Copyright: Default

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