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『世界障害者の日』に人権委は業務停止

「人権委混乱、これ以上今後を見ることができなくて事務室封鎖」

パク・ヒョンジン記者 2010.12.03 16:47

12月2日、国家人権委員会(委員長ヒョン・ビョンチョル、の下人権委)五階を 封鎖して占拠して座り込みに入った重症障害者などの活動家150余人が12月3日 午前10時「人権委のヒョン・ビョンチョル委員長辞任と障害者活動支援法改正」 を要求する記者会見を開いた。3日は18回目の世界障害者の日だ。

▲第18回世界障害者の日を迎え、障害者活動家が人権委を占拠して緊急記者会見を行った。

全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は、「私たちが世界 障害者の日をむかえて人権委をマヒさせる理由は、人権委が韓国の人権をむし ろ後退させ、社会的弱者の声を代弁できないため」とし「その責任はヒョン・ ビョンチョル委員長にある。自主的に辞任しなければならない」と委員長辞任 を要求した。

またパク常任共同代表は「障害者の活動を補助するどころか、障害者の権利を 弱める障害者活動支援法をきちんと制定し、貧困層を死角地帯に追いやる国民 基礎生活保障法扶養義務者の廃止を要求する」と強調した。

人権運動サランバンのミョンスク活動家は「座り込みに入って1か月が経とうと しているが、ヒョン委員長は政府の表情を見るだけで人権団体の声は無視して いる」とし「世界障害者の日をむかえ、これまで社会で透明な存在として暮し てきた障害者が団結して存在感を見せている。この機会に人権を歪曲する人権 委員長に力を見せよう」と強調した。

ソウル障害者差別撤廃連帯のイ・ウォンギョ共同代表は、「一つの国の人権を 守るべき人権委の職員は、むしろ障害者に暴言を吐き続けている」とし「今の 闘争がすぐ何かの結果を示せなくても、後日歴史の評価を受けるだろう。 私たちが人権の価値を見せなければならない」と力説した。

大邱障害者差別撤廃連帯のノ・クムホ執行委員長は「昨夜から人権委の職員が 私たちに見せた抗議と抵抗を、委員長と混乱運営をしている人権委に提起すれ ば人権委の事態がここまでこなかっただろう」と厳しく忠告し「人権委の職員 は、反人権的な態度を止めて私たちと共に人権委を救う闘争に賛同してほしい」 と提言した。

釜山障害者差別撤廃連帯のチェ・ヨンア共同代表は「人権委を縮小する時、人 権委の職員と共に署名前をしながら戦ったのに、今は人権委職員と戦わなけれ ばならない状態でつらい」とし「人権委9周年にむしろ少数者の人権が道端に捨 てられるこの状況をただ見過ごせない。最後まで戦う」と強調した。

▲出勤を阻止したため人権委職員と重症障害者活動家の間に一時大声が行き交った。

一方、8階から12階まで人権委各階を占拠した参加者は午前8時半から出勤しよ うとする職員と大小の衝突をした。

「身分証さえ持って出てくれば良いのに、なぜ出勤を防ぐのか」という職員と 「人権委が本来の機能をしていない。私たちの闘争に賛同してくれ」と叫ぶ 活動家の間では小競合が続いた。

9時半頃にはエレベーターから出ようとする職員を活動家が防ぐ過程で人権委の ある職員が携帯電話で活動家の顔を採証し、写真を消すかどうかの問題で大声 が行き交った。

10時の記者会見の前に人権委職員20数人が9階の裏門から進入を試み、消火器な どをまいて衝突した。そのために消防署員が出動したがすぐに帰り、10時40分 頃に活動家の制止で結局職員は事務室から出た。だが職員たちは間歇的に進入 を試み、正午現在も占拠座り込み中の活動家と激しいやり取りを続けている。

人権委は階段側のエレベーターだけを残してすべてのエレベーターの運行を 止めている。

『障害者活動支援サービス権利確保のための共同闘争団』と『ヒョン・ビョン チョル人権委員長辞任要求人権市民団体対策会議』は3日午後3時、人権委の前 で記者会見を行うと明らかにした。現在、光州と釜山地域人権委員会も活動家 が一週間以上、占拠座り込みに入っている。(記事提携=ビーマイナー)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-04 08:42:15 / Last modified on 2010-12-04 08:42:16 Copyright: Default

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