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91団体、故キム・ヨンギュン2周期追慕週間に突入

「重大災害企業処罰法制定しろ」 6日磨石牡丹公園追慕祭、10日現場追慕祭

ウン・ヘジン記者 2020.12.06 12:05

泰安火力発電所で単独で働いてベルトコンベアに挟まれて死亡した故キム・ヨンギュン青年非正規職労働者2周期をむかえ、 汎市民社会団体が追慕週間に突入した。 彼らは定期国会最終日の9日を目前にしているが、 巨大与党は重大災害企業処罰法制定に対する意志を見せないでいるとし、 追慕行動で法制定を要求する予定だ。

91の団体が参加するキム・ヨンギュン2周期追慕委は12月6日午前、 国会前で「故キム・ヨンギュン2周期追慕週間宣言」記者会見を行って、 キム・ヨンギュン特調委勧告案に対する後続対策と重大災害企業処罰法制定を要求した。 この過程で警察が記者会見の参加者数がソウル市防疫指針の9人を越え、 解散措置するとして主催側と小競り合いになった。

故キム・ヨンギュン労働者の母親キム・ミスク(キム・ヨンギュン財団理事長)氏は 「私の分身であるヨンギュンを失って感じた感情、 棺ンが出て行く時にヨンギュンを見たその感じを詩で表現した」とし、 イム・ソンヨン詩人の時を朗読した。 続いてキム・ミスクさんは 「1日6人の労働者が息子ヨンギュンと同じように死んでいて、 1年に11万人が死んで怪我をする韓国のすさまじい現実を、 もう私たちの手で断ち切る時」とし、 そのために「安全を放置する企業をきちんと処罰できる『重大災害企業処罰法制定』という結果を息子のヨンギュンの前に出してやりたい。 それでこそ罪多いお母さんがこれくらいは努力したと言える」と涙ぐんだ。

記者会見には11月28日、霊興発電所で墜落死した故シム・ジャンソン貨物労働者の遺族も参加して、 労災死亡に対する真相究明および元請である韓国ナムドン発電の謝罪を要求した。 故シム・ジャンソン労働者の息子は 「会社は遺族に真心からの謝罪を表わしたというが、われわれは謝罪を受けていない」とし 「父の事故が映っているCCTV資料が会社にあるのに、まだ警察が調査中で現場鑑識があまりできなかったという理由で受け取ることができない。 父の事故についての事実を確認するためにも、 誰が嘘をついているかをぜひ確認したいがそれができない。 父が今まで苦労ばかりしてなくなったのはとても心が痛い。 ぜひCCTVを公開して、事実を明らかにしなければならない」と話した。

キム・ヨンギュン特調委の権英国(クォン・ヨングク)幹事は、 特調委の勧告案がきちんと履行・点検されていれば、 霊興発電所貨物労働者の死は防げたと指摘した。 また彼は「韓国社会は労災や重大災害に対する認識を相変らず変えられずにいる。 ただ形式的な対応だけで、時期が過ぎれば忘れてしまう。 産業安全保健法が改正されたというが、 実際にその責任者である企業経営者にきちんと責任を問えない。 企業に対してもそれに適切な処罰ができず、 韓国社会が労災を見る視点は相変らず変わらない」とし、 重大災害企業処罰法制定の必要性を強調した。

韓国発電産業労組韓電産業開発本部のイ・テソン事務局長は 「発電所キム・ヨンギュンの同僚は相変らず下請企業労働者で、 労務費もピンハネされている。 発電所の現場が変わらないのは政府が責任を全うしないから」とし 「私たちが恐れるのは死の恐怖だ。 『もう死なずに職場で差別されない』労働現場を作るために、 キム・ヨンギュンの同僚は最後まで戦う」と話した。

故キム・ヨンギュン2周期をむかえ、 3大宗教の労働、人権委員会も重大災害企業処罰法制定を要求する共同声明を発表した。 キム・ヨンギュン2周期追慕委は12月6日の記者会見の後、 磨石牡丹公園に移動して追慕祭を開く計画だ。 10日午後12時30分には泰安火力発電所で現場追慕祭を開き、 12日には24か所での集会をはじめ、全国同時多発1人デモを行う予定だ。

小規模事業場労働者安全権利のための活動家ワークショップをはじめ、 エネルギー転換による発電所閉鎖と雇用問題関連国会討論会も続く。 地域では12月7日午後7時に韓国西部発電本社前でキャンドル追慕祭も開かれる。 8日から12日までは人権中心サラムで「花が枯れた涙のように」という題名で常設展示も開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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