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ステップにしがみついて働いた清掃労働者が死亡、「安全ために政府が動け」

民主一般連盟、「政府が強制しなければ防止できない」

ウン・ヘジン記者 2020.11.06 19:30

11月6日未明、清掃労働者が車に轢かれて死亡した。 作業指針のとおりなら、昼に働かなければならないが、 今回の死亡事故は未明に起きた。 3人1組の清掃労働者安全指針が守られずにいて、 政府が強制方案を作らなければならないという声があがっている。

民主労総民主一般連盟生活廃棄物収集・運搬分科委員会は11月6日に論評で 「大邱寿城区の環境美化員の死を通して、 政府の指針は文書だけで存在し、現実は過去と同じだということがわかった」とし、 政府は「全国すべての地方自治体環境美化員の安全実態についての全数調査をして、 安全指針を遵守するように強制しなければならない」と明らかにした。

故人は大邱寿城区庁の清掃労働者で、11月6日午前3時43分頃、 BMW飲酒車両に轢かれて死亡した。 これに対して委員会は「深夜労働と車両にしがみついて移動することが ナイフの切っ先になって時々刻々、環境美化員の命を狙う」とし 「結局、夜間労働を強要される賃金体系と人員不足が、 環境美化員を死の曲芸に追いやっている」と批判した。

環境美化員の労災死亡事故のほとんどは深夜、未明に発生する。 労組は「政府が最近昼間作業に変更することを法で定めたが、 まさに履行すべき地方自治体を強制することができずにいる」とし 「昼間勤務という文句が入っているだけで、 地方自治体が適当に判断すれば良いようになっている」と指摘した。 その上「夜間手当てをエサに深夜労働に追いやったり、維持する地方自治体も存在」すると伝えた。

労組は「故人は車両の後のステップにしがみついて移動していたと見られる。 ほとんどの環境美化員が車両のステップにしがみついている。 はやく片づけなければならないから」とし 「安全規則遵守マニュアルによれば、 移動する時は車の中に乗ったり、歩いて移動しなければならない。 しかしそのようにして移動すると担当区域をすべて処理できない」と説明した。

続いて「改正された法は、運転手を含み3人1組で働くことが原則だが、 運転手1人で回収業務をしたり、2人1組で働くことも多い。 担当区域は広く、人員は不足し、車両の後にしがみつくことを選択するほかはない」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-11-12 03:11:00 / Last modified on 2020-11-12 03:11:01 Copyright: Default

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