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故障したフードの下で働いた給食室調理員、肺ガンで死亡

同じ学校で2年間に4人が脳出血などで倒れる…学非労組「京畿道教育庁、安全問題解決ための特別交渉を始めろ」

パク・タソル記者 2018.04.12 21:03

京畿道水原のK中学校の給食室で働いた調理実務士が、肺ガンで死亡する事件が発生した。 同じ学校の他の調理実務士も脳出血で倒れたり混沌を訴えて、 入院治療を受けた履歴が明らかになり、 給食室の産業安全が問題になっている。

全国学校非正規職労組は 「K中学校の調理実務士は1年以上、空調機とフードが故障した状態で料理業務を遂行してきた。 この時期に有害な空気を長期間吸入して、死に至ったが、 京畿道教育庁は弔問にさえこない」と批判に出た。

全国学校非正規職労組(学非労組)によれば、 肺ガンで死亡したイ・ウンスク組合員は昨年4月、 保健証の発給過程で肺ガン3期と判定された。 リンパ線まで転移していて手術が不可で、 坑癌治療で延命していたが、去る4月4日に死亡した。

▲本文内容と関係なさこと。[出処:キム・ハンジュ記者]

K中学校の給食室では去る2016年からイ氏をはじめ4人の調理実務士が異常症状を見せた。 A調理実務士は2016年6月、天ぷら作業中に嘔吐症状を訴えて近隣病院で治療を受けた。 二日後にB調理実務士も料理作業中、歩けないほど目がくらんで病院に行き7日間入院した。 昨年5月にはC調理実務士が給食室で脳出血で倒れた。 現在も治療を続けているC調理実務士は、脳梗塞と右側全身マヒの後遺症を残した。

[出処:全国学校非正規職労組]

学非労組京畿支部は今日午前、京畿道教育庁本館前で記者会見を行って 「数年にわたる労働組合の問題提起にもかかわらず、 労働者を道具化した京畿道教育庁の無責任な行政による事件」と批判した。

支部は「給食室の空調機とフードは、有害な空気から労働者を保護するマスクのような役割を果たすため絶対的に必要な装備で、 労組は肺ガン発病の事実を確認した直後、学校と教育庁に問題解決を要求したが、 京畿道教育庁はこれといった問題解決に動かず今日まで無策傍観だ」とし 「学校現場で指が切断され、深刻な火傷事故が発生しても京畿道教育庁は把握さえせず、 今になっては重大な事故でなければ分期別に労災事故を報告しろという調子」だと批判した。 続いて「建設業、製造業より高い労災発生率にもかかわらず、 産業安全専門家1人もいない京畿道教育庁にとって、 1万5000人の給食室労働者は道具に過ぎない」と声を高めた。

支部は京畿道教育庁に対し、 △故人の死に礼をつくして労災承認を受けられるように最善を尽くすこと、 △給食室産業安全問題を解決するための特別交渉をすること、 △産業安全保健法による産保委(産業安全保健委員会)設置義務を直ちに履行すること、 △労組の参加を保障して現場点検を実施することなどを要求した。

京畿道教育庁関係者は 「昨年、さまざまな業者で現場状況を把握して、管轄の水原教育支援庁がフード、空調機などの修理費を支援して排気の補強も終えた」と明らかにした。 学非労組が要求する労災処理の努力に対しては 「労災処理は勤労福祉公団が判断する部分」と線を引いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-17 05:01:44 / Last modified on 2018-04-17 05:01:46 Copyright: Default

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