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集配人が土曜の宅配中に死亡…「土曜勤務が過労死を呼ぶ」

集配人週56時間労働…一般労働者より12時間多く

キム・ハンジュ記者 2017.01.03 12:37

郵便局の集配労働者が土曜の宅配中にマンションの階段で突然倒れ、 死亡する事件が発生した。 昨年だけで6人目のでき事だ。

公共運輸労組全国集配労働組合(集配労組)によれば、 12月31日に加平郵便局のキム・チュンギ集配人(49)が宅配を配達している時に命を失った。 倒れているキム・チュンギ氏をマンションの住民が午後2時頃に発見して通報したと伝えられた。

集配労組は今回の死亡事故を土曜勤務制の導入による長時間労働による過労死と見て、 郵政事業本部が至急に対策を立てるよう要求した。 集配労組は1月2日に訃告を出し 「土曜の宅配が同僚を奪った」とし 「郵政事業本部は長時間の重労働の問題を至急、解決しなければならない」と明らかにした。

[出処:写真ジョンウン]

集配人の土曜勤務制は2015年10月に導入されてから問題になっていた。 郵政事業本部は韓国労総傘下の全国郵政労働組合(郵政労組)との合意の下で、 経営悪化、通常郵便物の持続的減少を理由に土曜勤務制の再開を強行した。

しかし集配労組は土曜勤務による長時間労働が死亡事故を起こすとし、廃止を要求してきた。 実際に土曜勤務制の導入後、集配人の月平均超過労働時間は76.7時間で、 導入前と比べて約6時間増え、業務負担を加重させてきた。

このような集配人の平均労働時間は一般労働者の平均労働時間を大幅に超える程過重であることは事実だ。 労働者運動研究所の資料によれば、集配人の一週間の平均労働時間は55.9時間だ。 2015年の経済活動人口調査統計の43.6時間より12.3時間が長い。

しかも昨年だけでも集配人6人が道上で死亡し、 土曜勤務制の強行により延びた長時間の重労働の問題がさらに問題になる展望だ。

労組によれば、2016年に倒れた6人の集配人のうち交通事故で死亡した1人を除けば、すべて道上で突然倒れた。 2016年2月には西水原郵便局の集配人が郵便物を整理している時に脳出血で死亡し、 3月に道峰郵便局で働いていた集配人が突然後に倒れて数日後に脳死と判定された。 8月には釜山東莱郵便局で呼吸困難、吐き気を訴え、応急室に移送されたが死亡し、 同月全北道益山では郵便配達中に道路周辺で突然倒れ、命を失った。

集配労組は1月3日、チャムセサンとの通話で 「郵政事業本部はこうした死亡事故を個人の疾病と見て縮小、隠している」とし 「死亡事故を個別の事案として、葬儀の手続きを一日も早く終わらせようとしている」と批判した。

韓国労総全国郵政労働組合(郵政労組)も2日に声明を出し 「殉職事故の責任は郵政事業本部にある」とし 「週5日勤務制が守られれば、集配人の殉職事故を防ぐことができる。 郵政事業本部が集配現場での人員削減を続ければ、 われわれは土曜宅配再開の全面無効を宣言する」と話した。

故キム・チュンギ集配人の出棺は1月3日、 加平農協ヒョムンファ園葬儀場で進められる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-01-05 13:29:21 / Last modified on 2017-01-05 13:29:22 Copyright: Default

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