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韓国:現代製鉄有毒ガス漏出で8日間意識不明
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現代製鉄有毒ガス漏出で8日間意識不明

[メディア忠清]現代製鉄とサムスンエンジニアリングは責任攻防

チョン・ジェウン記者/ 2010年02月18日14時09分

現代製鉄所でこの数年間、大型事故が発生し続け、安全不感症の対策が急がれ ている中、2月9日の午後2時45分頃、漏れた有毒ガスを吸った労働者26人のうち 1人が意識不明になり状態が好転せず残念さをかっている。

チェ・インホ金属労組現代製鉄支会長は「24人は退院した。2人が退院出来ずに いる。1人は意識が戻り、回復段階だが、もう1人はまだ意識不明だ」と伝えた。

事故がおきた施設は鉄鋼生産過程で発生した有毒ガス(LDG)を配管で貯蔵タンク から他の施設に移す所だ。

LDG(Linze Donawitz Gas)ガスは毒性物質、引火性物質で、水素、質素、二酸化 炭素、一酸化炭素などで構成されている。この物質は緊急な危険、有害性物質 で、二酸化炭素を吸入するとけいれん、意識不明になり窒息症状が現れ、死亡 することもある。

一酸化炭素も短期露出時に皮膚の発赤、嘔吐、胸痛、頭痛、失神、難聴、瞳孔 拡大、失明、窒息、肺鬱血、血液障害、肝臓と腎臓の損傷、けいれん、昏睡と 心不全および次世代への影響などを起こし、長期露出すると短期露出の影響に 追加して記憶力減少を引き起こしかねない。

人の命を奪う有毒物質だけに、安全取扱要領も難しい。取り扱い時には呼吸保 護具、保護衣、保護手袋などを着用してCO検知器を携帯し、取り扱い作業時は 有事の際に備えて2人以上が1組みになって作業しなければならない。また休止 中のガス設備にもVALVE、SEAL POTおよび配管接続部などからガスが漏洩する可 能性があるので特別に注意しなければならない。

だが現代製鉄とサムスンエンジニアリングは、事故施設の管理責任をめぐって 攻防を繰り広げている実情だ。

今回の事故の原因になった一酸化炭素(CO)ブースター以外の設備に対し、1月 25日に引継を終え、最終テストを経て2月8日に現代製鉄側に納品を完了したと いうのがサムスンエンジニアリング側の主張だ。しかし現代製鉄側は、設備の 納品以後、来月予定された最終検収試験の後に現代製鉄が最終買収証明書をサ ムスンエンジニアリングに渡せば最終的な買収が成立するという。今回の事故 発生時点は、FAT直前の連動テスト段階で発生したもので、管理権はサムスンエ ンジニアリング側にあるという説明だ。

これに関し、警察と国立科学捜査研究所は正確なガス漏出の経緯を明らかにす るために、精密な鑑識を行っており調査の結果によって今回の事故の責任が区 分される展望だ。

チェ・インホ支会長は「胸が痛い。調査結果が出れば労組でも分析して、対策 を要求する。今回の事故を契機にC地区の全般的な安全問題を提起する」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-02-20 04:29:08 / Last modified on 2010-02-20 04:29:09 Copyright: Default

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