| 韓国:フィリピン建設労働者たちが韓進重工業に注目する | |
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フィリピン建設労働者たちが韓進重工業に注目する[インタビュー]チェスターアムパロ フィリピン建設連盟組織活動家
ビョン・ジョンピル記者
bipana@jinbo.net / 2008年04月25日14時08分
今年の3月10日、フィリピンのスービック湾自由港地帯にある造船所建設現場で 二人の労働者がクレーンから落ちた鉄製ビームに当たり、命を失った。翌日の 3月11日、また1人の労働者が屋根の上で作業をしていて墜落し、病院での処置 の途中で亡くなるという事件が発生した。 昨年12月24日、この作業場ではトラックの鉄パイプが崩れる事故で1人が死亡し、 今年の1月18日には爆発事故で2人が死亡する事件が発生している。 これらの労働者たちはすべて韓進重工業フィリピン現地法人(HHIC-Phils.Inc) が世界で四番目の造船施設を目標とする造船所建設現場で働いているときだった。 最近、フィリピン建設連盟(NUBCW)はスービック湾の韓進重工業フィリピン現地 法人(以下韓進現地法人)現場で起きた連続労災事故に注目している。6か月の間 に一つの事業場で6人が労災で死んだのは、多段階下請けで労働者の作業の安全 が脅かされたためという判断からだ。 国際木工労連(BWI)の招請で韓国を訪問したフィリピン建設連盟(NUBCW)の組織 活動家チェスターアムパロと会った。チェスターアムパロは「労働者たちが本 当に望むのは、労働条件の改善であり、何よりも下請けに雇用されるのではな く、韓進重工業フィリピン現地法人に直接雇用されること」と伝えた。 チェスターアムパロはフィリピンの韓進重工業フィリピン現地法人だけでなく、 フィリピンの韓国企業はほとんど「法破壊者(Law Breaker)」というイメージを 持っており、韓進フィリピン現地法人が不法雇用の形の用役(Labor Only Contracting)で下請けを活用していることに問題を提起した。 労災の責任は韓進現地法人にある
最近韓進フィリピン現地法人で労災事故が連続して起きたという。 昨年、12月24日死亡した労働者は鉄パイプと一緒にトラックに乗っていて、鉄 パイプが崩れて共に落ちて死亡した。11人の子供がいる人だ。 1月18日には地面のグラインダから出た花火が化学薬品と反応して爆発が起き、 死亡した。それぞれ異なる韓進の下請けが混在して仕事をしたことで起きた結 果だ。それぞれ異なる下請けが安全基準もきちんと守らない。 死亡した労働者への補償や、安全措置の改善などは進んでいるか? 一部の死亡した労働者の家族は50000ペソ程度受け取ったようだ。韓進が払った のではなく、下請けが払った。秘密なので正確には分からない。安全措置など の改善はあまりない。 韓進は自分の責任ではなく、下請けに責任を押し付けている。そして下請けは 十分な余裕がなく、きちんと補償ができないといっている。 この問題の責任はどこにあると思うか? こうした死亡事故は偶然に起きたのではない。韓進内部の安全が足りずに起き た問題だった。そして現場にはこうした労災事故が蔓延している。われわれは この問題を韓進重工業フィリピン現地法人(HHIC-Phils.Inc)が責任を取るべき 問題だと考える。 フィリピンでは用役(Labor Only Contracting)形態の下請けを不法と規定して いる。ところが、韓進ではこうした規定を全く無視している。 「多段階下請けではなく、韓進が直接雇用せよ」 では、どれほどの労働者が直接雇用ではなく下請けで雇用されているのか? 下請け問題は非常に深刻だ。死亡した労働者たちはすべて下請け労働者だった。 造船部門の電気技術者の一部は韓進に直接雇用される。しかし私たちの調査に よれば建設と造船部門に約7000人が雇用されているが、ほとんどが多段階下請 けだ。 とにかく造船労働者は新規で採用されると1〜3ケ月の訓練を受けた後、6ケ月間 KC Techという1次下請けと契約を結ぶ。そして修習期間が終わるとまた2次下請 けの業者と契約を結ぶという調子だ。 建設部門では多様な分野の建設会社を下請け業者にしているが、147の下請け業 者が4500人の建設労働者と班長を雇用している。建設部門は4段階下請けになっ ている。 もちろん技術者で現地法人に直接雇用された労働者も正規職ではない。3か月ご とに個別に管理者が契約終了に署名させられ、また別途に3か月の新しい契約を 結ぶ方式だ。 雇用条件が不安な状況で労働者の不満は高いようだ。 雇用条件も不安だが、賃金も非常に低い。造船労働者は非常に熟練した労働者 だが、最低賃金程度しか支払われない。この金では家族を食わせ、生活するの にも不充分だ。しかし不安な雇用条件により戦うことも容易ではないようだ。 労働者たちが本当に望むのは、韓進が労働条件を本当に改善し、下請けではな く韓進に直接雇用されることだ。そして作業場で起きる事故に対して韓進が直 接責任を負うことだ。安全規定などは全く守られていない。 ご存じのように、造船と建設現場は非常に危険だ。事故がおきても貯金がなけ れば生きていくこともできないということだ。 「韓国企業は法破壊者」 現場での闘争と戦いはなかったか? 自発的なストライキが起きたことがあった。ご飯を食べに行った100人ほどの労 働者が、食事を拒否して出て行ってしまった。食事の状態もひどい。労働者は いっそ食事代のような形式で金を受け取ることを望んでいる。列になって食事 をしたり、食べ物の質や量も思わしくない。この事件で3人の労働者の雇用が終 了した。 食堂の運営も一つの事業なので、労働者の要求を聞き入れるわけがないだろう。 作業場の環境も劣悪で、臨時宿舎があるがトラックや小さなテントで寝る。そ れでも労働者たちは闘争ができない。彼らは常に解雇の危険に直面しているか ら、自ら組織することは非常に難しい。また、それぞれ異なる下請けに属して いるので難しい。 われわれは韓進が労働者を直接雇用して、労災問題に直接責任を負えという声 を韓進とスービック自由貿易港地帯当局、そしてフィリピン労働部に知らせよ うと努めている。事故が起きた時、非難声明を出して請願書を出すなどの活動 をした。 フィリピンのほとんどの韓国企業の労働者がこのような状況なのか? フィリピンの労働者たちは韓国企業をどう見ているのか?* フィリピンの労働者たちは、韓国の人々を『パラット』と呼ぶ。『パラット』 は、ほとんど金を出さない人々をいう。さらに重要なことは、ほとんどの韓国 企業が「法破壊者(law breaker)」だという事実だ。韓国企業は法に従わない。 彼らは彼ら自身だけの法を作って従う。身体的暴力もよく使う。韓国では後頭 部を打つことがどういうことかわからないが、フィリピンではたいへんな暴力だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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