韓国:労働界の南北統一運動インタビュー | |
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「労働者が平沢闘争の前に立つ」 民主労総パクミン統一局長「非正規職闘争と駐韓米軍撤収闘争は別物ではない」 パクキョンチョル記者 統一運動の主力勢力である労働者も、2005年を自主統一の元年にするために、 活発に活動を展開していると言う。特に5月18日、光州松亭里のパトリオット 米軍基地の鉄条網を倒した駐韓米軍撤収闘争で、労働者が模範的な闘争を披露 し、民衆陣営内で労働界の統一運動の流れが注目された。 615共同宣言5周年を迎え、労働界の統一運動はどう進められているのだろうか。 民主労総パクミン統一局長に会って民主労総の統一事業関連の事項を確認する 時間を持った。 民主労総は、統一による朝鮮半島平和定着のために、2005年の統一事業として、 交流事業、組織事業、実践事業など主要事業計画を樹立して支援事業も着実に 進めている。 パクミン統一局長は「さまざまな統一事業を通して労働者が自ら小さな実践を して、統一の流れを作る全面的な役割を遂行することになるだろう」とし、 「労働者統一運動の量的、質的成長に努力している」と明らかにした。 特にパクミン局長は「自主統一実践団の全国的な組織化に拍車を加えており、 現在、多くの部分で成果があった」としながら「5月の松亭里闘争は、自主統 一実践団が総動員した闘争」とし、自主統一実践団の重要性を強調した。 彼は「多くの部分に困難が存在することは事実だが、今後、平沢守り活動、 8.15行事2万人組織事業、労働者統一学校、小冊子配布、日常的教養など、常 時的実践事業を通して労働者が統一の必要性と反米反戦の必要性が労働運動の 必要性と違わないことを認識できるように活動する」と抱負を明らかにした。 彼は「駐韓米軍を龍山から平沢に移転するのは、永久駐屯のための準備段階な ので、駐韓民軍撤収運動にすべての力量を総結集する」とし、「その礎石であ る平沢での全面的対立戦線で、何としてでも米軍との決戦で絶対に勝たなけれ ばならないため」だと話した。 続き「平沢の闘いは平沢だけの闘いではなく、労働者、農民、青年学生をはじ め、全民衆的な闘争で、労働者が前にたつ量的、質的な流れを作るために努力 する」と覚悟を明らかにした。 以下、民主労総パクミン統一局長とのインタビュー全文。 *-民主労総の主要統一事業に対して説明してほしい* 交流事業の目標は、中央次元での自主交流を超えて、産別、地域別自主交流の 拡大であり、その成果として貨物統合準備委員会次元の交流と金属産業連盟が 実務協議を進行した。 組織事業としては、南で常時的な自主統一の流れを作るための全地域での自主 統一実践団の構成が主な目標で、現在は光州全南、全羅北道、大邱、大田、釜 山、蔚山、忠南など約50%の地域で自主統一実践団が構成され、活動している。 実践事業の目標は、自主統一元年を宣布するための駐韓米軍撤収闘争を前面に 掲げ、該当地域の駐韓米軍撤収闘争、教養宣伝事業、持続的な事業を進行する ということだ。 主要事業の他にも、対北支援事業として1月の白頭山地区アスファルトピッチ 支援、ビニール幕支援、肥料200トン支援事業など、日常的に着実に進行中だ。 *-統一に対する現場の雰囲気はどうか* 全民衆的に感じている統一に対する限界を克服出来ずにいる現実が、民主労総 でもそのまま反映されている。これまで反米という言葉さえ容易に言えなかっ たが、共同宣言以後、多くの状況が克服され、反米と駐韓米軍撤収について話 せるようになった。 615共同宣言以後、統一への雰囲気が質的に向上している中で、現場での統一 に対する当為性は、認識はしているが実質的活動に出られないという部分がい まだに存在することは事実だ。 したがって、労働者が統一運動の主体に乗り出せるようにすることが統一運動 の課題として台頭していると言える。現場で「労働者として、統一のために何 をすべきか」という取り組みができるようにするための契機が必要だというこ とだ。 *-現場の労働者が統一運動の主体になるための代案はあるか* 6月初め全組合員が統一について容易に接近できるように製作した教養資料集 を配布する予定で、平沢を中心に駐韓米軍を撤収する理由を認識できるように する教養事業に重点をおく。 教養事業を通じて統一に関心を持ち、小さな実践を始められるようにするとい うことだ。例えば平沢守り署名をすれば意識が成長して、8.15統一先鋒隊に賛 同すれば多くの成果が見られるようになるはずだ。もし統一先鋒隊日程の消化 が難しいのであれば、休暇期間を利用して参加してもよく、現場では該当地域 の駐韓米軍撤収運動に参加すればよい。 また、全教組の6.15共同授業に大衆的意味をおいており、現場組合員をはじめ とする組合員の家族まで参加できるようにする予定だ。
*-現場組合員が統一運動の主体に出ることが重要というが、教養と実践で具体的事業計画はどんなものがあるのか* 6月13日から9月8日まで、統一運動の流れを高める期間に設定して、主要事業 を通して実際に自主統一の流れを形成する。自主交流事業の一環として南北労 働者白頭山紀行を9月初め、民族の霊山である白頭山で行う。 また平沢守りを常時的に組織して、8.15大会に2万人の組織事業を展開し、常 時的な実践事業を行う。そして平沢での農繁期が過ぎれば、龍山駐韓米軍基地 移転のために、国防部が土地強制買入をはじめるので、物理力を動員すること と予想されている。この時、自主統一実践団のすべての力量と、民主労総次元 で労働者の力で防ぎきるはずだ。 *-最後に一語* 米軍強占60年になる今年の意味を再確認して、現場からの駐韓米軍撤収運動を 実現するはずだ。駐韓米軍撤収を除いて統一を話せば、統一は遠のく。 龍山から平沢に駐韓米軍を移転することは、永久駐屯のための準備段階であり、 駐韓民軍撤収運動にあらゆる力量を総結集する。その礎石である平沢での全面 的対立戦線では、なんとしても米軍との決戦で必ず勝たなければならないからだ。 平沢の闘いは平沢だけの闘いではなく、労働者、農民、青年学生をはじめ、 全民衆的な闘争で、労働者が前面にたつ量的質的流れを作るために努力する。 非正規闘争が新自由主義によるものだということを、新自由主義の主導勢力が 米国であることを、駐韓米軍撤収闘争と非正規闘争は別個のことでないことを、 現場の労働者と全民衆が確認し、実践できるようにしたいという期待を最後に 伝えたい。 2005年06月04日(C)民衆の声 翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2005-06-05 04:47:07 / Last modified on 2005-09-05 05:13:33 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |